鮫の生活<´ゞ><<

まったりゆっくり鮫(パパ)の成長日記
  今日のお土産なんでしゃろ?

#186 ベホマラーの効果

2006-07-02 | MOVIE
シャークバイト第三十二回
鋼の錬金術師 劇場版 シャンバラを征く者

≪≪≪≪≪あらすじ≫≫≫≫≫

『人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。何かを得るためには同等の代価が必要になる。
それが錬金術における等価交換の原則だ。そのころ僕らは、それが世界の真実だと信じていた…』

ふたつの世界に引き裂かれたエルリック兄弟―再会を願い、その手段を探し求めていた。
兄・エドワードは‘現実世界’1923年ドイツ・ミュンヘンへと飛ばされる。
錬金術を封じられてしまったエドは、弟の面影をもつアルフォンスの力を借り、科学技術の枠・ロケット工学の力で故郷へ帰ろうと試みるも、手掛かりは得られなかった…。
そんなエドの前に、理想郷“シャンバラ”を求める者達の暗躍によって道が開かれる。
一方、弟・アルフォンスは‘錬金術世界’アメストリスにて師イズミの下で錬金術の修行をやりなおし、エドの行方を追い旅を続けていた。

≪≪≪≪≪レビュー≫≫≫≫≫

鋼の錬金術師を見るきっかけになったのは、前に一緒に仕事したアニメ通なオヤジとの何気ない会話だったなぁ
ハガレン(鋼の錬金術師)テニプリ(テニスの王子様)とか、当時の鮫には意味不明な単語を操り、漫画のキャラの髪形を真似する40歳。おもろい人だ。

さて、離れ離れになった二人がどう再会するのか?錬金術の使えない世界でどう「真理の扉」を開けるのか?

答えはやっぱり【錬金術】

ロケット技術を応用した転移装置でも造るのかと思いきや、真理の扉に突入する為にロケットが要るだけ。
そりゃ乗り物に乗ってなきゃ向こうの世界に出たとたんに転落死じゃ性もないもんね。だけどなー

パラレルワールドと言う事で「錬金術世界」のキャラがあちこち「現実世界」に出てくる。そういった小ネタは面白い、ヒューズが幸せそうで救われる(^~^)

兄弟は再会し、一緒に暮らして行けるようになるんだけれども、兄弟愛って抵抗がある。ブラザーコンプレックスって奴?

誰もが追い求めた錬成無限増幅の力があると言う「賢者の石」、苦難の旅の末にたどり着いたそれは、たいした代物ではなかった。
命を凝縮して造られる賢者の石、だけど使えばその分の力は消費する。無限の力がある訳ではなかった。そんな万能な物はなかった。

つまり、錬金術で錬成出来ない物もある。だけど、旅をした経験は二人を成長させ『等価以上』に得るものがあった、と鮫は解釈しましたがいかに?

テレビ版を見てからの方が絶対に面白い、謎は結構解けるんで、まずはツ○ヤで大人借りしましょう。自分は後半から劇場版まで一気にみやした。

人間の定義とは?生きるとは?そんなメッセージのあるなかなか深い話。色んな角度からブログれちゃうけど長くなるからこの辺で、

☆☆☆☆☆☆★★★★




#152 ギャップ

2006-04-07 | MOVIE
シャークバイト第三十一回
「夢のチョコレート工場」

あらすじ
天才ウィリー・ウォンカの作る不思議なWONKA社のお菓子、その製法は絶対秘密。しかしある日、他社のスパイ従業員が秘密を盗み出してしまう。怒ったウォンカは従業員を全員解雇、以来工場の中を知る人は居なかった…
15年後、突然ウォンカは工場を公開すると言い出した。数万数億枚のチョコの中にたった五枚の「ゴールデンチケット」を当てた人にだけ…

「チャーリーとチョコレート工場」のオリジナル作品、内容と言うよりはティムバートン版との比較を中心に書くです。

チケットを手に入れる迄の過程は同じ、偽の五人目が出たりと多少は違うけど、子供達も同じ顔でこれにはビックリした( ̄Д ̄)!
ベルーカはガムからチョコに浮気して当てたんだからチャーリーと同じ位ラッキーな子なんじゃないのかね?原作読んでもわからなかったな。

チャーリーのお父さんが亡くなっているのか、チャーリーが新聞配達で家計を助けている。苦労=新聞配達の構図って昔からなのね

家族が飲んでるキャベツスープ?を見て「こんな物より良い物があるよ」と買ってきた大きなパンを出す。チャーリーがあまり慎ましくない…
チケットが欲しい気持ちを前面に出すし、贅沢も必要だよと言わんばかりに、ジョーじいちゃんに煙草を買うお金を渡したりする。
大人びてる様な我が儘な子供の様な中途半端な感じを受けた、優しい子であることは違わないけれど。でも髪形は可愛くない( ̄_ ̄)

昔らしいミュージカルな場面が多い、チケットが当たったと聞いたジョーじいちゃん、リメイク版より歌って踊ります。
ただ、他のシーンの歌は酷い物でテンション下がるぅ。話は飛ぶけどウンパルンパの歌、独特のリズムで耳から離れない(・Д・3)

肝心の工場はと言いますと、テーマパークの様なリメ版とは大きく違い「工場」を感じさせてしまう、つまり夢が足りないって訳

チョコの川はまるでカルキの川、透明感がありサラサラでとてもチョコには見えません。空気を含ませる滝もちゃっちい
実験室の装置、中に人が居て動かしてる気が…(^^;)ご苦労様デス、ただ想像世界を何とか表現しようってのは伝わってくる。

全体の印章としては、説教臭いと感じた。ちょいとキリスト教のかおりもするし(ウォンカは神、ウンパルンパは天使、工場は天国に例えられる)
堕落した人間を懲らしめる様な感じ、チケットは天国への甘い切符。良い子のチャーリーはエレベーターで天に昇って行ける訳です。

この作品の様に知る人ぞ知る名作、見つけたいなー

☆☆☆☆☆☆★★★★

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#151 Charm Point

2006-04-05 | MOVIE
シャークバイト第三十回
「四月物語」

あらすじ
四月、桜が満開の季節。東京・武蔵野にある大学に通う為、北海道から上京してきた楡野卯月(松たか子)、慣れない土地で独り暮らしが始まる。

大学での自己紹介の時間、クラスメートのさよこ(留美)に、

「どうしてここを受けようと思ったんですか?」

と聞かれ、言い淀んでしまう。なぜなら卯月の人には言えない志望動機は、

【憧れの山崎先輩(田辺誠一)に会う為】だから

後輩に「山崎先輩、武蔵野の本屋でバイトしてましたよ」と聞いてから、高校の残りの月日を『武蔵野』に捧げてきた。念願の武蔵野の地で先輩に会う事ができるのだろうか…

まさに今の時期にジャストな話。田舎の大きな家から都会の小さな部屋へ、荷物が入り切らず、大半を引っ越し屋に処分されちゃう
「晩御飯一緒にいかがですか?」とお隣りさんに言うも断られ、一人で食べるカレーライス、寂しいよねぇ(´Å`)

目当ての本屋に通う卯月、ある日、商品を探しに、ふっと現れる山崎。だけど一声もかけられず、すごすごと自転車に乗る。
この時の顔が「私なにやってんの」って言わずともわかる。その後「高校一緒だよね?」と山崎に言われた時の笑顔との差が良い。

「私には有名だったから、先輩」

一番の好きな台詞、雨の降りしきる中、パッと終わる。時間が80分と短めだからサクッと見れるのが良いですな。

だけど「先輩を追っ掛けて」って志望動機は危ういよなー、現実の話。振られたらどうするの?ちゃんとやりたい事が出来る大学なの?
卯月と山崎がその後どうなるかはわからないけれど、恋の行方をダラダラ描く訳でなく、誰しも経験しそうな一時期を上手く表現している。

松たか子って、可愛いか微妙だけど可愛く見える。見せ方のうまさだね。ちなみに松のアルバム「空の鏡」のプロモは岩井監督です。

冒頭で、卯月を見送る家族達は本当の家族(松本幸四郎・市川染五郎等)が出演しています。

自分は上京も独り暮らしもした事はない。けれど、今の時期の期待と不安が入り交じる感じを思い出させる。あの頃は…( ̄Д ̄)

☆☆☆☆☆☆☆★★★

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#148 サクラサク

2006-03-31 | MOVIE
シャークバイト第二十九回
花とアリス

あらすじ
幼なじみの、荒井ハナ=ハナ(鈴木杏)と有栖川徹子=アリス(蒼井優)

ハナは自由奔放なアリスにいつも振り回されている。ある日の朝早く、アリスに行き先も聞かされずに付き合う事に、
一目惚れした高校生を尾行しようとするアリスは、その彼と一緒に通学している高校生・宮本(郭智博)をハナに薦める。始めは「いらないよ」と言っていたハナだが、いつの間にか心は変化し始めるのだった。

桜の花びらが舞い落ちる季節、そろって二人は手塚高校に進学する。ハナは宮本が所属する落語研究会に入部して、密かに仲良くなるチャンスを狙っていた。
そんなある日、帰り道をつけていた目の前で宮本がガレージのシャッターに頭をぶつけ倒れる。駆け寄ったハナは宮本に、

「先輩記憶喪失かも、忘れちゃったんですか?私に告白した事」

と、咄嗟に「チャンス到来(゜∀゜)」とばかりに嘘をつく、「本当に僕は好きって言った?」と困惑しながらも付き合う二人、
けれど、嘘が嘘を呼びアリスが元カノの仕立て上げられる。けれど成り切るうちにアリス、宮本の気持ちにも変化が…

学校の名前が手塚高校だったりと、手塚、藤子ネタが随所に散りばめられてる。そんな細かい所を探すだけで二度三度楽しめる
全編通して少女漫画なワールドが展開されるから硬派バリバリ好きには( ̄□ ̄)?かもね、自分はローリーじゃないけど二人の可愛さが十二分に引き出されてると思いやす

後半、結末に向かっていくのがわかり難くて、2時間弱の上映時間ちょっと長く感じるかも。かと思ってるとパッと終わる、それが岩井流。

ハナ&アリスの携帯着メロがイイ、機関車の走行音と消防車のサイレンなんだけど、あちこちサイトを探しても同じ物がない...知っている方は御一報バヲ

高校入学の日に二人が歩く桜道、このシーンが自分的一押し、桜がこれ程綺麗な映画、中々無いと思うのは言い過ぎじゃぁないはず、「四月物語(これも岩井作品)」もその一つだけど

参考までに伊藤歩・広末良子・阿部寛・相田翔子・大沢たかお・木村多江などが出演。伊藤、広末は他の岩井映画にも出てます。

桜咲くこの季節にピッタリの映画デスヨ

☆☆☆☆☆☆☆☆★★

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#134 JET!!!

2006-02-27 | MOVIE
シャークバイト第二十八回
ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女

あらすじ
第二次世界大戦下のイギリス。ペペンシー家の四人兄妹、ピーター・スーザン・エドマンド・ルーシーは、戦火を逃れ田舎の屋敷へと疎開する。
ある日、兄妹は屋敷で隠れんぼをする。ルーシーは空き部屋の「衣装だんす」に隠れたのだが、その奥には真っ白な雪に覆われた夜の森だった。
そこは、あらゆる想像を超えた別世界。魔法と不思議な生き物が暮らすナルニア国だった。だが、神秘の扉の向こうでは、それ以上に驚くべき運命と冒険が、四人を待ち受けているのだった...

これより先はネタバレバレするのでご注意を( ̄Å ̄)

先行で!しかも席も夜中にネットでど真ん中を予約して!と、かなり気合いを入れ臨んだ今作。が、残念な結果となってしまいました(´Å`)

【キャラに魅力がない】
兄妹達はまあ良いのだけど周りがいまいち。大ボスである「白い魔女」、持っている杖で逆らう者を石にしちゃうんだけどそれだけ、
百年もナルニアを冬にしちゃう位なんだから魔法の一つ位使えるはずなんだけど。杖を折られたらタダのおばさん、弱すぎる。
ナルニアを創造した王アスラン、「長い不在によって存在が伝説化している」とは言うものの、兄妹達が来て間もなく野営地のテントの中からヒョッコリ登場、威厳も何もないじゃん
劇中にサンタクロースが兄妹に重要なアイテムをプレゼントしに登場するんだけど、見た目は髭ボサボサの小汚い爺さん、
トナカイのそりしか「サンタクロース」たる事がわからないけど、ルーシーは一目で「サンタさんだぁ」無理がある~(^^;)赤い服を着てろとは言わないけどね
アスランの兵隊でケンタウルス(半馬半人)沢山でてくるけど普通の騎馬兵となんら変わらない、特長を活かした戦法とか見せ場がないのは残念
沢山のキャラが出てくるけど、それがディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ」の様にいきなり場面転換して出るから印章も薄い

【役に立たたないやん】
サンタはピーターに「銀の剣と盾」スーザンに「当たると信じれば絶対外れない弓矢と吹けば必ず助けが来る角笛」ルーシーに「どんな傷も治す薬と短剣」を授ける。これらを使って大活躍!かと思ったけど、
剣と盾>極普通の物、取り立て切れる訳でもナッシング、ピーターはへっぴり腰だしね。知らぬ間に中心となり戦うけど短期間で上達するかー?
弓矢>「現実的な性格」のスーザンがナルニアって信じ難い世界を信じ、当たらない弓矢が当たる様になるのかと思ったけど、地道に練習してるし見せ場も無し
角笛>ピンチに吹いて助けにまず来たのはピーター、吹くと来る特別な味方は居ない、鷲とかワサワサ来れば良いのにね
薬>エドマンドの怪我に使ったりと一番役に立つ、ただ普通の切り傷に使ってるからね、もっと猛毒を治すとか一捻り欲しいですね
短剣>出番はありません

【映画なんだから】
細部に迄こだわった「指輪物語」に対しナルニア国物語は読者の創造力を刺激し無限なるそれぞれの世界がある。と、あるけれど
展開が抽象的過ぎる、白い魔女がどんなに恐ろしいか、アスランの偉大さ、四人の成長が「ご想像にお任せします」な部分がでかすぎて理解できない
映画化するにあたって、これは原作に忠実にしたのかも知れないけど、監督なりの「ナルニア」が見えてこない。原作にビビってる感がするなあ

あと気になった点は、「壮大なスケール」とあるけど、ひどく狭く感じた。魔女の屋敷もちょっといけば辿り着いちゃうし、国と言うより~市、県までもないね
音楽が似たりよったりなのもいただけない。何処がクライマックス?音楽による相乗効果での感動皆無、段々と辟易してきちゃう

良い点を書いてないので、二つ三つ…
冒頭の兄妹のやり取りは微笑ましかった、隠れんぼする辺りまでね。ルーシーが一番キャラが立ってる。あれ?良い点が浮かんでこない('~`)…

原作は全七作だけど全て映画化するのかな?正直次回作は見たいか微妙、「勧善懲悪」なディズニー映画が中途半端したらいかんぜよ

☆☆☆★★★★★★★

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