#368 シシューッ！！

「なんかかたいなぁ」

初めて車椅子バスケの試合を見るので、普段と比べようはないけれど、なんだかプレイがぎこちない。シュートも微妙にズレていて、ロースコアのシーソーゲーム。

ちなみに相手は埼玉ライオンズ。NO EXは東京のチームです。

序盤はオフェンスよりも、デフェンスの技に目を奪われていた。背の高い選手をゴールの近くに近付けないよう巧みにガード。エンドラインからのボールインの時もハーフコートまで運ばせない様に進路を塞ぐ。

バスケットはコート半分まで８秒で運ばなきゃいけないルールがある。加えて２４秒以内にリングに当たるシュートをしなければならない。この２つのタイムヴァイオレーションが車椅子バスケでは特に意味を持つと思った。

流れがなかなか掴めない中、晋平さんが登場。贔屓目はあるが別格の存在感を感じる。ぶんぶんいいそうな勢いでマシンを操る。そして３Ｐを決める！ぞわぁーっとさぶいぼたちまくる。

が、やはりバスケはチームスポーツ。５人がうまくまわらないと引き離す程の力は無い。途中点差を付けられるも盛り返し、一進一退が続く…

そして、第４Ｑ残り３９秒で「同点」に追い付かれ、NO EXボール。どうなっちゃうのー(＠口＠;)

「ピーーーッ！！」

と、響いた笛は「ファール」を告げ、２本のフリースローへ。１本１本に勝敗がかかる。小山選手、頼む。決めておくれ！

シャパッ！っと１投目が決まる。NO EX側の観客席は大盛り上がり。鮫は一人で見に行ったので、それまでは小さくリアクションしていたけど、たまらず両手を上げるｄ(≧口≦)ｂ

２投目…

キメたー！確かこの時点で残り１９秒位だった様な、デーフェンス！おぉ！執念のパスカット、これで残りが７,１秒、相手がタイムアウトを取る。まだワンプレイ十分に出来る時間だ。

ボールイン、相手のセンター？にボールが入る、まずい。そしてシュート…

これをなんとシュートブロック！前のめりになりつつ、手を精一杯伸ばして止めた。一瞬跳んだ様にも見える程。

最後、苦し紛れのシュートを打つも外れ、リバウンドをキープし試合終了。『３８対３６』NO EXCUSE勝利です！

熱い！とにかく好ゲームだった。見ている側に感動を覚えさせるほど。選手達はそれ以上に嬉しいだろうなぁ、自分もプレイヤーだけにわかる。

出来れば２回戦以降も見たかったけど、予定が合わず。その後の結果といいますと、

『準優勝』

との事！決勝で千葉ホークスに敗れたものの、大健闘。また見に行くぞ！っと決めた。みなさんおめでとうございます！