風に吹かれて～この社会への不安～

風にふかれて（オリジナルポエム）


風にふかれてつぶやいた

僕は誰

君は誰


まだ僕が純粋だった頃

風は友達だった

風の中に妖精のささやきを聞き

木々たちの笑い声を聞いていた


いつからだろう

風が暖かいものではなく

つめたいものだと感じ始めたのは


心の風穴をふきぬける

氷のナイフになったのは



僕の心が変わったからか

今の世相が変わったからか


風はもう僕の親友ではなくなった



僕はそして泣かなくなった

流す涙に熱さがなくなり

ただのしずくになったから


年があけても

何もかわらず

ただ昨日が終わって今日が始まる



世間に対する怒りのこぶしを

ぶつける先さえなくて

おろす場所を探してる


帰る場所さえ見つからなくて

一人さまよい立ち尽くす街角


いつになったら笑顔を取り戻せるのか

幸せという文字を宙に書いては

消す繰り返し


そんな毎日に

僕は何かを叫びたい


暗闇にエコーする苦しい叫びが

ただの独り言に変わってしまおうと・・・・


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社会に対するちょっとした反骨精神、反発心をもったポエムを２日続けて掲載をしてみた。

ニュースを見ていると湧き上がる焦燥感・・・でも結局何もできない無力感

そして希望の持てない虚脱感・・・・・

今もしこの会社を辞めたら・・・・と思うと寒気を覚える・・・・・

きっとどこでも働けない・・・・・

そうしたら、金欠なんて甘っちょろい言葉じゃ表せないほど

厳しい現実が待っている・・・・・

以前うちの会社をやめて転職をしていった同僚達が何人もいた・・・・

でも今は・・・・

会社や仕事に不満を覚えたことがないわけではない

でも今は仕事があるだけでも幸せだ・・・・って思わなきゃならないんだろうな・・・・

暗いニュースで始まった２００９年

昨年末年末のニュース特集を見ていると無差別殺人とか凄惨なニュースがとても多かった

なぜに人は人を殺すのか？

動物のように自分が生き延びるために殺す弱肉強食ではないはずだ・・・・

憎んでいるから、恨んでいるからといった愛憎や憎しみの感情でなく

「誰でもよかった」といってナイフを振り上げる・・・・・・・

文字にしていても背筋がぞっとするくらい怖いことだ・・・・・・

人の命は奪ってはならない、自分の命でも奪ってはならない

そんなこと・・・・少し冷静になればわかるものだけど

その道徳心が、社会常識が・・・存在しない・・・・

自分で自分の身を守る・・・・どこまでできるのか・・・時々とても不安になる