この絵図と出会ったのは、ある春の日のこと。奥多摩湖畔のふれあい館で、何気なく手に取った1枚の地図が、私の休日の過ごし方を大きく変えることになりました。
1メートルを超える贅沢なサイズに描かれた多摩川の全貌は、まるで鳥になって川に沿って飛んでいるような気分にさせてくれます。緻密な筆致で描かれた街並みや自然の風景は、見るたびに新しい発見があって、散策のプランを立てるのが楽しくて仕方ありません。
特に印象的なのは、春に咲き誇る"一目一万本"の桜並木。その美しさは絵図でも圧巻ですが、実際に訪れると更に感動的です。また、奥多摩の山々や下町の情緒あふれる風景まで、地域ごとの特徴が見事に表現されているので、サイクリングコースや日帰り旅行の計画を立てる際にも重宝しています。
最近は、この絵図を新米パパママの友人夫婦にプレゼントしました。赤ちゃんの成長と共に、少しずつ多摩川沿いを探検していってほしいという願いを込めて。彼らの家に飾られたこの絵図が、新しい家族の思い出作りの道しるべになることを願っています。
手元に置いておくだけで冒険心をくすぐられる、そんな素敵な一枚です。