とぜんなかblog

2022年11月から透析生活が始まりました。
その透析について、思ったことや感じたことを綴っていきたいと思います。

おとなの涙  

2021-10-13 10:06:05 | 日記
昨日のオリックスvsロッテ戦は、まさに首位攻防の天王山である。

ロッテは4回にレアードのソロホームランで1点先制。6回には中村奬のタイムリーで2対0とする。

最近勝ったり負けたりで、いまいち本来の調子が出せていないオリックスの田嶋も、2点こそ取られたものの切れのあるボールで調子はまずまずだった。

よく投げたと思う。

ロッテの小島はさらに調子よく7回まで散発の4安打、要所を抑え1点も与えず8回まできた。まさに息詰まる投手戦。

そんな中、迎えた8回の裏オリックスの攻撃。ツーアウト1塁から2番宗が起死回生の同点ホームラン。

2対2、振り出しに持ち込んだ。

私は、この後、意外な光景を見てしまった。

宗がダックアウトで泣いているのである。

小島も打たれて悔し涙を浮かべていた。せっかく勝っていたのに自分が打たれてしまった。

悔しくて悔しくてたまらなかったに違いない。これは解る。

宗選手は普段、淡々とプレーをこなしヒットを打ってもさも当然というようなクールな印象を持っていた。

実は、この日得点チャンスに2度併殺打に沈ずみ苦戦の原因は自分だと、これまた責任を感じていたのだ。

そういう状況の中での同点ツーラン。彼は2度も併殺に終わったことの責任を少しは返せたかもという気持ち。

ホッとすると同時にその感情が涙となって現れたのではないか。

宗の涙、小島の涙。大人同士の真剣勝負のこの情景がこの図を生んだ。

私も、感動した。ウルっと来てしまった。