資産を流動資産と固定資産に区分する基準は、正常営業循環基準と一年基準の2つがあります。
その前に、そもそも資産って何なのか🤔
資産の定義はいろいろあるみたいで、ズバリとは言い切れませんが...
簡単に言うと、資産とは株主からの出資や銀行などからの借入れによって得た資金の運用形態と言えます。
資金の運用形態とは、出資や借入れで得た資金で仕入れた商品の在庫や購入した店舗などで、将来的に収益の獲得に直接的または間接的に貢献できるものであり、かつ、金額が測定できるものです。
余談ですが、収益を獲得できるものとして、会社で働いている従業員が挙げられますが、そもそも人の価値を金額で測定することはできませんよね。
なので、従業員さんは資産の対象外です。
話を元に戻しますね。正常営業循環基準は会社の主要な営業活動により生じた資産は流動資産に区分する基準でした。
でも、会社っていろいろな活動をしてますよね
財テクとかね😅
つまり、主要な営業活動以外の活動については一年基準が適用されます。
一年基準とは、決算日の翌日から一年以内に到来する資産を流動資産に、一年を超えて到来する資産を固定資産に区分する基準です。
一番分かり易い具体例は、定期預金です。(元本のみで受取利息は無視します)
決算日の翌日から一年以内の満期ならば流動資産の「現金及び預金」勘定に、一年を超えての満期ならば固定資産の「長期性預金」勘定に元本の金額を記載します。
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