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「屁理屈」で行動する人がいる、と言うお話

2017-07-03 07:03:58 | 人の心理

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(担当S)

 
 あなたの身近な所にも、屁理屈ばかり言ってる人はいませんか?
 誰でも切羽詰まった状況に置かれて、思わず屁理屈めいた事を口にしてしまった経験はあるとは思いますが、そう言うのではなく365日24時間、とにかく屁理屈としか思えない事をあたかも当然のように喋り続けていると言う人が世の中には存在します。
 いわゆる「困った人」なのですが、この手の「困った人」についての特徴や対処法についてはコチラのサイトがとても綺麗にまとめているので、実生活における撃退法などについてはそちらに譲るとして、屁理屈ばかりを言う人の何が一番困るかというと、そう言う「屁理屈魔」は何でも屁理屈で判断して屁理屈で行動するので、周囲の人たちに平気で迷惑をかけたりする所です。
 今回は実例も交えて、屁理屈ばかりを言う人の困った行動を説明していきたいと思います。

■一杯800円の水は高いか安いか?
 恐らく多くの人が誰の事かはピンと来たと思いましたけど、川越シェフの事です。
 最近、殆どテレビで姿を見かけませんが、このいわゆる「一杯800円の水騒動(※川越シェフが自分が経営する店で一杯800円のミネラルウォーターを客に出していた事に関する、一連の騒動)」で干されたからだとも言われています。
 当初、この「一杯800円の水騒動」が起きた時に一番の焦点になったのは、「一杯800円の水は高いか安いか?」と言う事でした。
 川越シェフは客単価が高いいわゆる「高級店」を営んでいたのですが、こういう「高級店」では外国から輸入したミネラルウォーターを有償でお客さんに出すケースがあります。
 同業の人からは「私の店でも同じ様な価格で出してます」と言う意見が寄せられたりして川越シェフを弁護する発言もありましたが、多くの一般人の反応は「水に800円は高すぎる!」でした。
 一般人同士でも「妬みで高い高いって言うなよ。外国から取り寄せた高級な水なんだからさ」「じゃぁ、お前はそんな店に毎日通えるんだよな?な?」と意見が衝突したりもしましたが、実は川越シェフがお客さんに水が有償である事を説明せずに一方的に「いいお水だから」と提供し、会計の時に初めて「この水の一杯のお値段は800円でございます」とやっていた事が明らかになると、一挙に川越シェフ本人に批判の矛先が向かいました。
 「あれって、黙ってやってたの?」
 「商法違反だから訴えられても文句が言えないレベル」
 「どうして(お客さんに)説明しないの?高級店なら水一杯千円もアリだと思うけど、コレはヒドイ」
 とSNS上も川越シェフ本人に対する批判で溢れかえりました。
 法律の専門家からも、お客さんに黙って「一杯800円」の水を提供して後から代金を請求するのは、「飲食物提供契約」の違反ではないかと指摘されたりもしました。
 元々、この騒動では川越シェフが一言も謝罪していなかったので、多くの人に悪い印象を与えていたのですが、『「飲食物提供契約」の違反』だと言う指摘を受けて、悪化していたイメージがますます悪化し、堕ちるところまで堕ちてしまいました(※元々、失言癖のある人で、あまりいい印象を持たれてはいませんでしたが…)。
 もちろんこの法律面での指摘には反論があって、いわゆる「高級店」で有償の水を出す事が習慣化している場合には、それをお客さんに伝えなくても『「飲食物提供契約」の違反』を問われる事はありません。何故ならお客さんは、当然その習慣を理解した上でお店に訪れているものだと解釈されるからです。
 しかし川越シェフが経営していた様な高級イタリアン・レストランはバブル時代に一気に増えたとは言え、まだまだ日本では一般的だとは言えず、そう言う習慣が仮にあったとしても一方的に店側がお客さんに押し付ける行為は慎むべきでしょう。
 そもそも「飲食物提供契約」に限らず「契約」が成立してない取引で、一方的に後から代金を徴収する行為は道理が通りません。つまり一種の屁理屈になります。
 最後まで川越シェフは「一杯800円の水は高く無い」と言う事に強く拘っていた節が伺えますが、問題点はそこではないのです。
 
■まとめ - 屁理屈で行動をすると信用を失う
 実は川越シェフと同じ様な事をする人は、世の中には以外と沢山います。
 私の身の回りにも、有償のサンプルを「サンプルがあるから、もしよかったら使ってみてください!」とそれが有償である事を説明せずにお客さんに送りつけ、後から代金を請求したら「お客さんから怒られたけど、あの客はバカやで!」なんて愚痴を言う人(男性)が実際にいました。
 あんまり愚痴愚痴いうので「お客さんに有償やって事を説明しないから、いけないんとちゃう?」と思わず口にしたら、「有償のサンプルが存在するのは、この業界では当たり前」「ウチもサンプルをお金を出して買ってるんやから、客やって当然お金を支払うべき」「有償サンプルは原価で渡してる。文句を言われる筋合いなんかあらへん」などと言う発言を繰り返し、火に油を注いでしまいました。
 もちろん悪いのは、有償サンプルである事を相手に伝えずに送りつけた彼の方が悪いのですが、こういう屁理屈を言う人はそう言う問題のある行動を取っても自分が悪いとは露とも思いません。
 しかし有償サンプルである事を伏せられて受け取った方は、当然腹立たしく感じるでしょうし、それ以上に相手を信用しなくなります。
 その時の有償サンプルはたまたま千円もしない安いものだったのですが、もし仮に数千円あるいは数万円もするようなサンプルを有償である事を伏せて送りつけられたりしてたら堪ったものではありません。
 やられた方はこう言う風にネガティブに考える様になるので、彼の勤める会社とは二度と取引してくれなくなる恐れもあります。
 また違うある時に何かの雑談で、有償サンプルを送りつけたのと同じ彼に「商売はやっぱり信用が第一やね」と言う話題を振った事がありましたが、彼から「そんな信用とか石橋叩いているような事を言ってたら、商売なんかできへんで」と真顔で言い返されて、唖然とした事があります。
 そう言う事を平然と口にする様な人物ですから、私の元に怪しい儲け話や怪しい人物(※彼はそんな怪しい人物でも「いい人」と言って憚りませんでしたが…)を何の悪気もなく何度か紹介してきた事がありました。その度に私は「こんな怪しい話持ってこんといて」「こないだ紹介してくれた人、滅茶苦茶やったで」と指摘したのですが「俺は善意でやってるんや」と言うばかりでこちらの意見に全く耳を貸そうとはしません。そう言うゴタゴタもあり、結局その彼とは縁を切りました。
 こう言うタイプが厄介なのは川越シェフと一緒で、どうした訳か一種のカリスマ性めいたものを生まれつき持っていて、一見すると魅力的な人物に見えてしまう事です。
 だからこそ屁理屈ばかりで行動していても除け者にもされず生きていける(※場合によっては高い評価を受ける事もアリ)のですが、こう言う一見すると魅力的に見える「屁理屈魔」に遭遇したら、躊躇う事なくその人と距離(※場合によっては絶縁も検討)を取るのが賢明でしょう。
 
 
  
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