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(担当S)
※本記事は2016/12/04に投稿した記事に、修正を加えて再投稿したものです。
世の中の発明品の中には、作っている本人は大真面目でも、端から見ると「……」としか言いようの無い発明品が数限りなくあります。
そこで今回は、そう言った発明品の中でも、特にぶっ飛んだ発明品を、担当Sが独断と偏見で選んで紹介していきたいと思います。
■「これはアカンやろぉ…」思わずドン引きする世界のぶっ飛んだ発明品10選 (10回シリーズ 第4回)
●イギリス料理
その経緯をお話しする前に、まずイギリス料理について説明させて頂きたいと思います。
海外のジョークでイギリス料理を揶揄したものにこんなものがあります(※三段オチなので、イギリス以外の料理の事も出てきます)。
「日本は豊かな国だと聞いていたのに、海藻なんかを食べている。よほど食べる物に困っているんだな。
フランスは豊かな国だと聞いていたのに、カタツムリなんかを食べている。よほど食べる物に困っているんだな。
イギリスは豊かな国だと聞いていたのに、イギリス料理なんかを食べている。よほど食べる物に困っているんだな」。
このジョークの中で否定的に紹介されている日本の海藻(わかめ、昆布、海苔)やフランスのカタツムリ(エスカルゴ)は、その国の食文化の一つでしかありませんが、イギリスの場合は「イギリスの食文化」そのものが完全に否定されています。
こんな感じで海外では、しばしばジョークのネタにされているイギリス料理ですが、紅茶やウィスキー、ローストビーフはイギリスが世界に誇る食文化であり、イギリス料理の全てを否定できるものではありません。
しかし大半のイギリス料理は、日本人の味覚からすれば食用に適さないような代物であり、同じヨーロッパの国であるフランス、イタリア、スペインからもイギリス料理に対する評価は「…(えっ!?これ食べ物なの?)」と散々です。
どうしてイギリス料理がこうなってしまっったのかと言うと、前述した産業革命と深い関係があります。
産業革命が起こる前のイギリスには、どこの農村にも郷土料理と呼べるものが存在していました。
それが産業革命が起こった事により、大きな変化が起きます。それまでイギリスの人口の75%が農村部に住んでいたのですが、産業革命が起こった事により人口の75%が都市部に住むようになります。
農村部から都市部への人口の大移動が起きたわけですが、その都市部へ移っていった人達の殆どが今の日本で言う中学生くらいの年齢の若者でした。
そんな歳で農村を離れていますから、その村に代々伝わる郷土料理などはキチンと教わらずに都市部で生活するようになります。
料理もロクに作れないような若者達が腹を満たすために食べた物といえば、ジャガイモの素揚げだったり、血抜きもしてないタラのフライだったりと「とにかく空腹を満たせればいい」と言う発想の元に、料理の作り方を知らない人間がインスタントに作ったような料理ばかりでした。
こんなインスタントな料理では当然の事ながら味が悪かったり生臭かったりしますが、そこは塩と大量のビネガーをかけて味と臭いを誤魔化すことにしました。
こうして、かつてイギリスに数多く存在していた考えられる郷土料理のレシピの多くが失われてしまい、代わりに産業革命後に生まれたインスタントな料理が新たなイギリス料理として、幅を利かせるようになったのです。
現代に伝わっているイギリス料理の多くは、この時代に安価でカロリー豊富な食料源として"発明"されたモノなのです。
その後、イギリスはあっという間に世界で一番豊かな国になったのですが、イギリス人の価値観を支配していたイギリス清教(※キリスト教の一派)の価値観に「食べる物に贅沢を凝らすなんてケシカラン」と言うものがあったせいで、その当時から既に失われつつあった郷土料理のレシピを復興させるような運動が起こることはなく、ほぼ全てが永遠に失われてしまいました。
ヨーロッパでもカトリック系の価値観が強いフランス、イタリア、スペインでは料理が非常に美味しいのに対して、プロテスタント系の価値観が強いドイツ、オランダ、そしてイギリスでは料理があまり美味しくない(※その中でもイギリス料理は別次元の不味さ)のは、宗教的な価値観が大きく影響しています。
プロテスタントもイギリス清教も「食べる物に贅沢を凝らすなんてケシカラン」と言う共通の価値観があるので、食文化の発達を阻害し美食文化が余り発達しませんでした。
日本でも国民的人気がある洋菓子のバームクーヘンは、言うまでもなくドイツ生まれのお菓子ですが、本国ドイツでは余り食べられていないのに対して、日本のバームクーヘンの消費量はダントツで世界一です。
このあたりの事情も、ヨーロッパが持つ宗教的価値観と大きな関わりがあると言えるでしょう。
イギリスでも近年は美食に対する関心が高まり、諸外国から劣悪だと言われ続けてきた料理事情も急速に改善されつつありますが、もともと美食が盛んなフランス、イタリア、スペインなどと肩を並べるのは、相当先の話になるでしょう。
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