では、「“艶”(つや)のある街“東京”」にするためには具体的にどうすればよいでしょうか。一人一人が考え実践することが重要です。私はその方策の1つとして銭湯の魅力を世界にアピールしたらどうかと考えています。銭湯のある街“東京。。。銭湯は「世代を超えて日本精神が受け継がれている庶民のコミュニケーションの場」です。何となく世界無形文化遺産にも登録されそうな気がしませんか(言い過ぎですかね)。
外国人も日本の銭湯に魅力を感じています。たとえば、「日本人が発明したものの中で、ぼくはいちばんのお気に入りは銭湯だ。ほとんど完璧とさえ言ってよいほどの発明品だと思う。」(生活人新書 ジョン・コリンズ 「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート 74頁)など。その他にも「銭湯の雰囲気は格別で、日本が好きになった」という外国人は多いのです。外国人にとっても銭湯は魅力的な空間なのですね。
しかしながら、この銭湯が現在危機となっています。東京都内の銭湯数が激減しているのです。1980年代約1万6千あった銭湯が、2013年度末には約5千にまで減っています。しかも、現存する銭湯の半数近くが廃業を検討し、しかもその3分の1が5年以内に廃業する意向だというのです。私が仕事で関わった港区においても、1980年に60あった銭湯が現在6まで減っています。
なぜ、このようなことになったのでしょう。一言で言うと銭湯は採算が取れないのです。自家風呂保有率の増加による利用者の減少、燃料の高騰化による費用の増大が主な原因です。実は、銭湯には自治体からの補助金が交付されています。それでも赤字が解消されない事実があります。しかし、今後魅力的な街づくりを行っていくためにも銭湯の存在は欠かせません。どのような改革が必要でしょうか。難しい問題ですが、私は「複合化」が1つの解決策になると思っています。「複合化」というと、施設そのものの「複合化」を思い描くかもしれません。しかし、それではコストがかさむ一方です。施設を改築して複合化しなくても機能は複合化できます。たとえば、午前中福祉活動(デイ・サービス)を行って午後に銭湯を行うことや、日中に画廊として開放するなどもあるかもしれません。
いずれにしても、自治体や経営者が一体となって考え、解決しなければならない問題ではないでしょうか。
というようなことを銭湯の湯船に浸かりながら考えています。
外国人も日本の銭湯に魅力を感じています。たとえば、「日本人が発明したものの中で、ぼくはいちばんのお気に入りは銭湯だ。ほとんど完璧とさえ言ってよいほどの発明品だと思う。」(生活人新書 ジョン・コリンズ 「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート 74頁)など。その他にも「銭湯の雰囲気は格別で、日本が好きになった」という外国人は多いのです。外国人にとっても銭湯は魅力的な空間なのですね。
しかしながら、この銭湯が現在危機となっています。東京都内の銭湯数が激減しているのです。1980年代約1万6千あった銭湯が、2013年度末には約5千にまで減っています。しかも、現存する銭湯の半数近くが廃業を検討し、しかもその3分の1が5年以内に廃業する意向だというのです。私が仕事で関わった港区においても、1980年に60あった銭湯が現在6まで減っています。
なぜ、このようなことになったのでしょう。一言で言うと銭湯は採算が取れないのです。自家風呂保有率の増加による利用者の減少、燃料の高騰化による費用の増大が主な原因です。実は、銭湯には自治体からの補助金が交付されています。それでも赤字が解消されない事実があります。しかし、今後魅力的な街づくりを行っていくためにも銭湯の存在は欠かせません。どのような改革が必要でしょうか。難しい問題ですが、私は「複合化」が1つの解決策になると思っています。「複合化」というと、施設そのものの「複合化」を思い描くかもしれません。しかし、それではコストがかさむ一方です。施設を改築して複合化しなくても機能は複合化できます。たとえば、午前中福祉活動(デイ・サービス)を行って午後に銭湯を行うことや、日中に画廊として開放するなどもあるかもしれません。
いずれにしても、自治体や経営者が一体となって考え、解決しなければならない問題ではないでしょうか。
というようなことを銭湯の湯船に浸かりながら考えています。