最低気温-11.6℃。今季一番の冷え込みとなりました。
オシンコシンの滝も今季初めて結氷しました。
「よく凍らないんですか?」と聞かれますが、ご覧の通りです。
午前6時の気温・・・-10.6℃
体感知床・・・キーンと冷えました
今日も幌別湾はびっしりの流氷で覆われていました。
大きな流氷には巨大なクレバスができていました。
これは満潮時に大きな氷が岩礁に乗り上げ、干潮時に自重で割れてしまったものです。
3メートル近いの深さがあり、落ちたら大変なクレバスです。
真っ白な氷の中に黒い砂が混ざった氷がありました。
知床には砂浜がほとんどないためこのような氷は発生しません。
おそらくこの氷は網走か小清水の砂浜に一度打ち上げられた後、再び離岸して流れ着いたものでしょう。
こんな流氷を間近で見ることができるのも流氷ウォークならでは。
でも・・・
<注意喚起>ドライスーツを着ずに流氷に乗らないで
大変危険ですので、ドライスーツを着ずに流氷の上に乗ることは絶対におやめください。
海水温は氷点下1.7度と非常に低く、万が一海に落ちてしまった場合、命に関わる危険性があります。
また、流氷の上は不安定で、通常の救助活動も困難を極めます。
せっかくの知床旅行です。安全に流氷を楽しむために、必ず専門のガイドの引率の下、ドライスーツを着用し流氷ウォークにご参加ください。
美しい流氷の世界を、安全に満喫していただきたいと心から願っております。
午前6時の気温・・・-9.0℃
体感知床・・・最低気温-10.8℃。
昨日から北西の風が吹き続けた今朝、風に乗って流氷が帰ってきました。
風によって押し寄せられた流氷は行き場を失い、重なり合い、乱氷群となっていました。
今日の流氷ウォークの目的地は岩礁に乗り上げた流氷。
不安定な薄氷の上をそっと歩いて近づけば、大変な大きさの氷だとわかりました。
上に立てばその大きさがわかるでしょう。
たった一晩で巨大氷を運んできて、風景を一変させる風は明日も吹きます。
午前6時の気温・・・-7.9℃
体感知床・・・がっつり寒く
ここ数日、最高気温が+7℃前後、平均気温も+3.0℃ほどと、3月下旬並みの暖かさが続いています。
雪解けが進むこの時期の気温上昇は、屋根に積もった雪を大きくせり出させ、危険な状態を作り出します。
『放置すれば危険だ』と思った矢先、
濛々とした雪煙とともに、案の定、雪が激しく落下しました。
幸い、事なきを得ましたが、急激な気温上昇は、落雪や雪崩など、様々な危険を引き起こします。
皆様も十分にご注意ください。
午前6時の気温・・・+5.7℃
体感知床・・・流氷ウォークは汗だく。
今日は関西から元気な8人組が参加してくれました。
スノーシューではふかふかの森を全力疾走。転んでもすぐに立ち上がって急坂を駆け下りていきます。
午後の流氷ウォークももちろん全力。氷をかき分けガンガン泳いでいきます。
流氷が少し離れたため新港での流氷ウォークとなりましたが、
そんなことは関係なく夢中で遊んでいる姿に
「若いって素晴らしいなぁ」と思うおじさんガイドなのでした。
【閑話休題】
知床自然センターについた我々の前に他社のガイドツアーに参加するお客様がいました。
その中の若い女性を見て、みんなが口々に「〇〇ちゃんに似ている」と言いました。
女性も同じことを思ったようです。
聞けば同じ大学、同じ学部の学生さんでした。
約100人の学部生の約10分の1が知床自然センターにいるという不思議。
このあと流氷ウォークでも彼女とすれ違うのですが、この確率っていったいどのくらいなのでしょう。
午前6時の気温・・・-0.9℃
体感知床・・・ぽかぽかでしたが空気はどこか冷たいです
未明からの強い南風は流氷を大きく遠ざけてしまいましたが、
午後からの北風が押し戻してくれました。
わずかに残った解放水面に赤い夕陽が沈みます。
知床らしい冬の夕方の風景です。
午前6時の気温・・・+4.2℃
体感知床・・・午後から冷えてきました
今日も海一面に広がる流氷ですが、
昨夜、うねりが入ったため亀裂が入ってしまいました。
でもおかげで面白い流氷遊びができました。
今年初めてラッコのように海に浮かぶこともでき、お客様も大喜びでした。
午前6時の気温・・・-6.4℃
体感知床・・・汗をかくほどでした
きれいな青空の下、一面広がる流氷が見られました。
重なり合う流氷も青く見えます。
岩礁に乗り上げた大きな流氷を見つけて・・・
ハイポーズ。
今日もモモンガに会えました。
午前6時の気温・・・-6.8℃
体感知床・・・日差しが暖かかったです
知床の海もびっしり流氷に覆われました。
SOT!も他社に遅れること1日。今日から流氷ウォークを開始しました。
ところで今日は大雪。積雪深は午後7時で125cm。120cm超えは10年振りです。
やってもやっても終わらない除雪に辟易でしたが、森は最高のコンディションでした。
午前6時の気温・・・-5.0℃
体感知床・・・ずっとずっと雪が降っていました
昨日の話。森の中で目の前に現れたのはエゾリスでした。
エゾリスはすぐに逃げてしまうことが多いのに、珍しく枝の上でじっとしていました。
久しぶりの暖かな陽光が差し込む森、エゾリスも穏やかな眠気に誘われウトウトしていたのかもしれません。
午前6時の気温・・・-4.9℃
体感知床・・・流氷がびっしりです
風に乗って流氷が大きく接近してきました。
崖の上からはこんな感じで帯状の流氷が伸びていました。
その姿はまるで天に伸びる天の川のよう。
チャシコツ岩付近には流氷の一部が接岸していました。
今年初めての流氷の海に沈む夕陽です。
午前6時の気温・・・-6.0℃
体感知床・・・空気が冷たいです
久しぶりに朝からよく晴れた知床。
流氷レーダーは流氷がすぐそばまで来ていることを示していましたが、朝のプユニ岬からは確認できませんでした。
その後午前中に原生林を抜けて海岸線に出ると水平線に白いものがうっすらと見えました。
双眼鏡で確認すると雪のような白い帯がしっかりと広がっています。
さらに近くから見られる場所まで移動すると、間違いなくそれは流氷でした。
昨年は1月21日が流氷初日だったので、26日も遅い今年の流氷初日でした。
午前6時の気温・・・-8.7℃
体感知床・・・朝はかなり冷えました
気温より寒く感じる日が多くなり、港には蓮葉氷が浮いていました。
森では突然の大雪。風も伴っていたため、猛吹雪の中を歩いてきました。
エゾシカは天候の急転に、一時的にトドマツの下で避難したようです。
背中の雪が寒そうです。
そんな天気の中でモモンガが姿を見せてくれました。
一瞬だったけど、今年は大変貴重な一瞬でした。
午前6時の気温・・・-5.5℃
体感知床・・・強風になったり晴れたり
トドマツの中をチョコマカ動いていたのは、
キクイタダキでした。
小さくてチョコマカと動き回るのでなかなか撮影が難しく苦労しましたが、
何とか一枚だけ撮影できました。
午前6時の気温・・・-1.7℃
体感知床・・・冷たい北西の風