Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

バカになったか、日本人

2015-01-19 | よもやま
 東大・駒場の奇才だったけど、極めつけの常識人なんだ、この方は。
 最新の出版本が (↓)

橋本治「バカになったか、日本人」(2014年・集英社)

 見出しの例(ごく一部)。
 「無用な不安はお捨てなさい」
 「あ、東大法学部だ」
 「杉村太蔵に見る日本の未来」

 惜しむらくは、時流を論じながら、数年にわたり、あちこちに書き散らしたモノを集めて一冊の本にまとめたものだから、今から振り返ると、そんなこともあったけの内容なんだなあ。
 でも、Amazonでは、一時は、ベストセラーの第一着。で、わたしの手元にもあるわけ。

 で、わたし的な「バカになったか、日本人」の直近の事例ね。

 桑田は、釈明文書の発表に続いて、14分間にわたりラジオ番組でぐだぐだを続けたのだけれど--。
 それは、それとして、NHKオンデマンドの「紅白歌合戦」では、桑田部分を削除したのだとか。
 まあ、新聞でも縮刷版を作るときに、まずい部分はなかったことにしてしまう例がなきにしもあらずだったらしいのだけれど--。
 NHKの場合は、公共放送だぜえ。紅白は、看板番組なんだぜええ。みんな見て知っているんだぜえ。なかったことにはならないのだけれど。

 18日(日)の民主党の党首選挙に先立ち、候補者のひとりの長妻昭さんは、景気づけもあって、ホテルニューオータニで、カツカレーのご昼食をお摂りになったわけなのですが--。一食3,500円ナリ。
 そう、2年半前の2012年9月の自民党総裁選挙のおり、景気づけに安倍ちゃんが召し上がって、庶民離れした法外に高額の昼食である、と、さんざん揶揄されたものと、まったくの同一のお昼ご飯なんで。
 長妻さんが、バカというわけではなく、周りのセンスの具合というか、ホテルニューオータニだって悪いのだろう。
 「党内選挙、候補者、カツカレー」で笑うのだから、「以前、こんなことがあってーー」とかのささやきがあったほうが、よかったのかも、ね。

ほかにも、あるけど、ね。

 

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