里山・燦のものがたり

瀬戸内海の里山で生息する里山犬・燦(ダルメシアン)の活動
ものがたりです

フィンドフォーンの思い出

2005年02月08日 | 
不思議・神秘つながりで、少し思い出話を致しましょう。

21世紀に入ったばかりの最初の年の5月、まだ雪深い涸沢ヒュッテに一泊しました。
人生の思い出作りにと、雪の穂高の峰々を見たいと思っての旅でした。

当時、もう一つの宿泊地である涸沢小屋は改装中かなにかで閉鎖されておりました。
宿泊者は全部で11人だったと思います。
この雪の涸沢カールにたった11人位しか登山客は居なかったのです。

ヨーロッパの山小屋的雰囲気で、夕食、朝食を11人でご一緒に頂きましたが、
人数が少なかったせいか、非常に家族的な盛り上がり方で、
おしゃべりしながらの楽しい一時を持つことが出来ました。

それぞれの方のお話を聞いておりますと、
そこには、それぞれのドラマを持った登場人物が、
この涸沢ヒュッテという素晴らしい舞台に現れて、
各々のドラマを語りだしたと言う感じでした。

各人が主役でした。
我々夫婦も勿論これらの主役に加わってドラマを語ることで十分満足感を得ることが出来ました。

その中でも、特に、確かスコットランドの方と一緒に来てた寺山さんという人とは、
翌日早朝、モルゲンロートの素晴らしい穂高の峰々を一緒に写真に収めながら、
しばしお話をさせて頂いたのが強く印象に残っております。

山は、人を時折饒舌にするもので、
身に振り掛かった癌という病気を、自分の考えと実践で見事に治癒されたという話を聞いて、
何かこの素晴らしい景色とオーバーラップし、
しばし、この華やかな舞台の登場人物として呆然と見とれ、聞惚れて居ました。

その中で、初めて聞く言葉で「フィンドフォーン」というのが有りました。
これについては、下記の寺山さんのHPで詳しく説明されています。
もしよろしければ、御参照下さい。

寺山心一翁 ホームページ

フィンドフォーンもまた、海から派生したものでしょうか?
不思議な力を与えてくれる神様の手心かもしれませんね。
如何に応えるかは貴方しだいだと。

現在、自分の周りには致命的な問題を起こすような事も抱えておらず、
(少々、経済的には疑問では有るが???)
里山での燦とのスローライフに満足していることに感謝したいと思っております。

エライ真面目になってきたな、
これって、ちょっと路線が変わってきたということかいな。

いえいえ、決してそんなことはおまへんで。
こういうのも有るっちゅう訳や。
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6 コメント

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涸沢での思い出 (寺山心一翁)
2005-02-08 16:51:27
とても強烈で胸をときめかす思い出が、shirotoriさんのメールから思い出されてきました。本当に素晴らしい穂高の山並みでしたね。あのモルゲンロートに輝く峰峰が、朝日で少しずつ彩られていくのを、ただただ眺めておりましたね。

あまりにも素晴らしい風景に、周りの人を撮る余裕が全くありませんでしたので、お顔が思いだせません。

フィンドホーンもまたそのエネルギーを持っています。あのときのことを思い出させていただき有難うございました。
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寺山心一翁さんへ ()
2005-02-08 19:40:07
お久し振りでございます。

と言いましても、ヒュッテの上でホンの一時の会話でしたが。

正しく一期一会とはこの事でしょうね。



自然は嘘はつきませんね。

素晴らしいものは何時までも素晴らしく心に残る物ですね、何方の心にも。



何時までも、素晴らしい物を見る心を持って、

これからも色々な物を見て行きたいと思います。

益々パワーアップして、健康になって行っているみたいですから、こちらにも少しおこぼれを頂戴したい位ですね。

益々の御活躍をお祈りしています。
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HP拝見しました (oinoko)
2005-02-08 23:49:28
時間がないのでさらりと流し読みでしたが、寺山さんのHP拝見しました。

私もマクロビオティックには興味があるので、時間があるときにまたゆっくりと見させていただきたいと思います。

実は私の祖母も癌におかされています。

もう体中転移していて、あと1週間だと言われました。

自力で癌を克服したなんてすごいですね。

私もまだ祖母に何かしてあげられるような気がしてきました。

(なんか話が暗くてスミマセン!)
返信する
投句御礼 (ぶちょうほう)
2005-02-09 09:47:34
燦様 投句とコメントを有難うございます。

反映したものをTBさせていただきます。

また遊びに寄って下さい。

上の写真は素晴らしいですね。こういう眺めを一度も見たことがありません。

その時期の涸沢は意外なスポットなんですね。



寺山様のHPに伺いましたが、大変な分量で、恐れをなして退却してきました。

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oinoko さんへ ()
2005-02-09 17:37:24
もしかしてと思って、この様な話題をしてみました。

それにしましても、「あと一週間」というのは過酷で厳しい言葉ですね。

第三者の立場では何とも言えませんが、少しでもお役に立てることが有ればとしか、人の身体も神秘の中の一部ですから、まだまだ分からないことが多いですね。

何かがきっと見つかることを願っています。
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ぶちょうほう さんへ ()
2005-02-09 17:49:52
梅雨の前の最後の五月晴れのときは、やはりお勧めです。

雪山を間近に見えて、それで山小屋も空いていて、興味深い人々の興味深いお話をいっっぱい聞くことが出来ます。

12本アイゼンだと、もう少し上まで行けたかもと初めての穂高に対して無謀な中高年登山者は思ったのでした。

我々凡人(いや失礼、私だけですが)には、

摩訶不思議な世界のように思われますが、寺山さんにとっては、まだまだ奥深く広がりを持ったお話をそれこそ山ほどお持ちではないでしょうかね。

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