里山・燦のものがたり

瀬戸内海の里山で生息する里山犬・燦(ダルメシアン)の活動
ものがたりです

御衣黄桜

2005年04月22日 | 
まだ来るかと思われがちですが、桜シリーズの最終章です。
遅咲きの桜は、ただ今しっかりと花を見せびらかせています。
まだまだ幼い木々達ですから、そんなに多くは花をつけていませんが、
それでもそれぞれ花の特徴を出しているみたいです。

遅咲きの桜は八重が多いですが、
表題の桜はその中でも特に変わっていて、花の色が緑です。
これは以前、京都の仁和寺で見つけ、しばしあ然として眺めていた記憶が有ります。
里山に桜を植える時は、是非これを植えたいものだと思っておりました。

緑の中の緑の花、地味ですが何故か惹きつけられます。
御衣黄(ぎょいこう)桜、
名前からして昔の貴族の衣装に関連しているようで、高貴な感じがします。

次にご紹介は、関山(かんざん)桜です。
大阪造幣局の桜の通り抜けは有名ですが、ここで一番数が多いのがこの桜です。
ピンクが濃くて八重の代表格と言えるでしょう。


さて今度は、少しゲンナマの生々しいイメージになってきましたが、
本来は女性的で文学的な名前と思いますけど、本当は別の意味ですが、
一葉(いちよう)桜です。
関山よりは大分白っぽく、関山と並べることで紅白のイメージとなり、
紅白好きの里山での採用と言う事になりました。


最後のご紹介は、一重ですが非常に良い匂いのする桜です。
匂いをお伝え出来ないのが残念です。
駿河台(するがだい)桜です。


匂い駿河台とも言われ、
その匂いに誘われて虫達も集まって来るようです。
ほら、カナブンちゃんもしっかりと、この匂いの虜となって固まっていますよ。


これ等の桜ももうしばらくは、里山を楽しませてくれそうですが、
そろそろ、お次の季節の主役にバトンタッチと言うところでしょうか。

有難う桜ちゃん、
また来年もよろしくね。
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14 コメント

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御衣黄桜様へ (まだ来ぬ桜だべ)
2005-04-22 21:43:23
なんと優雅で雅やかお姿でしょうか。

京都の一角にも御身様がお出ましでした。

素晴らしいの一言です。

さらには、関山の局様に一葉の局様、最後のとどめが

駿河台の局様。

大奥里山もこうして、お世継ぎを求めて、燦殿様の

ハーレム状態。実に燦冥利につきますなぁ。

なになに、主様が主役じゃと。

うんにゃー、ご無体な、喜喜萬年3本じゃ、身が

持ちますまいに。ほんに、里山いい床、じゃない、

いい所ですわ。

ゲッホン、失礼、ついつい山ネギ食いすぎて、

桜で頬も染まります。

週末だもの、こんなイロハにコンペイトウも

たまには、いいんじゃない。
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御衣黄桜 (ha-chansan)
2005-04-22 21:48:37
少し前に東京の国立美術館の中庭に(普段は一般開放しないらしい)この御衣黄桜があるという話を聞いたばかりです。

薄緑色で光を通すと神秘的に透けて見えるとか。

私も一度実物を見て見たいものです。

これは、私が写真で見たものより緑が濃いです。



一口に桜と言ってもそれぞれ名前がついているんですね。

ボスさま、よくいろいろとご存知で。



これで桜ちゃんシリーズが終わり、次回からはお兄さんの寅さんシリーズですか?
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みどりの桜 (oinoko)
2005-04-22 23:25:26
花びらは葉が進化してできたものだそうで、この御衣黄桜を見ると本当にその進化の過程が見られるようでおもしろいですね。

たとえるなら植物のシーラカンス?

ありがたいものを見せていただきました。
返信する
桜シリーズファン (りこ母)
2005-04-23 07:58:15
わたくし、何を隠そう里山桜シリーズファンでございます。今年は生の桜を見れなかったので、里山の桜でどれだけ癒されたことか。感謝です。

来週、大阪ではもう咲いてないですよねー。やっぱり。残念。

それにしても、御衣黄桜のこと全然知りませんでした。まさに未知の世界です。(仁和寺には行ったことあるのになあー。)



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まだ雪だんべあさんへ ()
2005-04-23 19:27:33
日本も本当に長いね、

桜前線もまだそちらまで行かず足踏み状態とは。

おまけに大雪とは、変化にとんだ良い国ですね。



そちらの、桜の便りも待ってますよ。

何時になるんでしょうね。

花より肴の肴はいつもスタンバッテ居るのにね。

花見の予行演習は毎日でしょうね。
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ha-chansan さんへ ()
2005-04-23 19:33:03
まだ、花が少ししかついていないので、

ボリューム感で圧倒されると言う事はありませんが、

やはり緑の花というのは神秘的ですね。

また、機会がありましたら実物を見てみて下さい。

今回は、緑の狸ではありませんでした。

ごめんなさいね。
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oinoko さんへ ()
2005-04-23 19:38:02
植物のシーラカンスですか、

奈良、平安よりもっともっと前ですね。

そうなると、やはり縄文の里には必要な木ということになりますね。

一応この木は2本有ります。

緑の花の大木が里山の宝になるかもしれませんね。

楽しみです。
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りこ母 さんへ ()
2005-04-23 19:53:30
ありがとうございます。

桜は、日本の里山での春の象徴でしょうね。

毎年どの様に咲いてくれるかが楽しみです。

子供の成長を見るのと良く似ているかもしれませんね。

仁和寺は御室桜が有名で以前見に行ったんですが、その時この桜を見つけました。

5月の連休時点ではもう葉桜かもしれませんね。

また、それも良しでしょう。

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四季のない?里の主様へ (今夜は外食だベア)
2005-04-23 20:42:05
そうですね、四季がはっきりし過ぎて

年々付いて行くのに、しんどいべあ。

雪はすっかり消えましたが、庭に出ると

北風らしい風に吹かれて、一時間が限度。

ご心配の山ネギ様は、さすがに王様、青々と

元気にしており、いつでも里山に行けると

踏ん張っております。

今夜は。スッパマンをいただきました。

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イタメシ食いべあさんへ (さとぬし)
2005-04-24 17:53:26
雪の中のスッパマンのお味は如何でしたか。

いつまでも冬ということはないと思いますが、

北風にあたってお風邪などを召さぬ様気をつけて下さいね。
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