9月6日は「烏(カラス)の日」です。
万葉集には、烏(カラス)を詠んだ歌があります。
今日は、万葉集で生き物を詠んだ 烏(カラス) の歌です。
万葉の時代も、「烏(カラス)」と呼ばれています。
万葉集/巻7-1263 作者/不明
朝烏(あさがらす) 早くな鳴きそ わが背子(せこ)が
朝明(あさけ)の姿 見れば悲しも
【意味】夜明けを告げる朝烏 そんなに早く鳴かないで
いとしい人が目を覚まし
急いで帰って行く姿 見ると悲しくなるじゃない
※「な鳴きそ」〈な~そ〉禁止。
万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
「からすの日」の由来は、全国のカラス好きの人々が集い、日本初とされるカラス雑誌『CROW'S』を発行する「カラス友の会」が制定。 日付は「9」と「6」で英語でカラスを意味する「クロー=CROW」と読む語呂合わせから。