筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻8-1479 生き物を詠んだ歌 蝉(せみ) 2024年7月

2024年07月25日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、生き物を詠んだ  蝉(せみ) の歌です。

万葉集/巻8-1479  作者/大伴家持(おおとものやかもち)

(こも)りのみ   居(お)ればいぶせみ   慰(なぐさ)むと
             出(い)で立ち聞けば   来鳴くひぐらし 


【意味】こもってばかりいたところ 心が晴れないものだから
    気を紛らそうと外に出て 聞けばヒグラシ来て鳴くよ

 ※「いぶせみ」うっとうしいので。
 ※「ひぐらし」夏から初秋にかけての早朝や夕方、澄んだ声で鳴く蝉。

万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌でたのしみましょう。


※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用


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