筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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防人の歌 万葉集/巻20-4332

2024年11月21日 | 20.万葉の花鳥風月

防人の歌 (万葉集より)

万葉集/巻20-4332  作者/大伴家持(おおとものやかもち)

ますらをの  靫(ゆき)取り負(お)ひて  出でて行(い)けば
                  別れを惜しみ    嘆きけむ妻

【意味】雄々しい夫が靫を背負って 出て行く姿を見たときに
    別れを惜しんで悲しくなって 泣いたであろう その妻は

 ※「靫」矢を入れて背に負う武具。
 ※「嘆きけむ」〈嘆く〉悲しんで泣く。〈けむ〉過去推量。

「万葉の歌」に触れて、万葉時代にタイムスリップしてみませんか。


防人・・・➡「 崎 さき 守 もり 」の意味

古代、筑紫(つくし)・壱岐・ 対馬 など北部九州の防備に当たった兵士。 663年の 白村江 はくそんこう の戦い以後制度化され、初め諸国の兵士の中から3年交代で選ばれ、のちには東国出身者に限られるようになった。

防人歌(さきもりのうた)とは、九州沿岸の守りについた防人の詠んだ歌。 また、その家族などが哀別の情を詠んだものをもいう。 万葉集の巻14・巻20にあります。

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