今日から3学期がスタートし,始業式が行われました。
式辞では,田淵校長先生が,今年の干支である申(さる)にちなんで,「猿」を用いた格言や故事成語(「猿に烏帽子」や「猿に絵馬」など)を紹介し,申年の申は「しん」と読み,「のびる」や「もうす」の意味があることを教えて下さいました。
また,元日にオーストリアから衛生生中継された,ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートを鑑賞された感想や,今年のNHK大河ドラマ「真田丸」について触れられ,真田丸とは大阪城に半円形状に築いた出城のことであること,さらには,本校図書室蔵書「真田幸村の凛とした生き方」の中の「熱き言葉編」から,次のような言葉を紹介し,大学受験に向かう3年生を激励してくださいました。
「一日を一生と思い,全力で生きる」 「事態が変わっても,最善を尽くして道を開く」
「最後まであきらめない,必ず勝つという生き方」 「決して油断するな,志を持って生きよ」
結びに,イソップ物語の「兎と亀」の話を紹介され,外国でもそれぞれの国において,日本の「兎と亀」とは異なるストーリーにより,各々異なる教訓が語られていることを話されました。フランス,インド,カメルーンで語られている「兎と亀」を実際に話され,カメルーンの話では複数の亀が協力して勝利するという物語により,「たとえ弱い立場にあっても,知恵を最大限に発揮し,綿密な計画と用意周到な準備で努力すれば,道は切り開かれる」ことが教訓として語られていることを紹介されました。大学受験も同様に,周到な準備,知恵すなわち勉強に裏打ちされた学力,連帯すなわち受験は団体戦,そして努力であると諭され,センター試験を8日後に控えた3年生を激励されました。
その後,各クラスで学級LHR,実力考査(3年生は授業)が実施されました。
なお,実力考査は12日(火)まで実施されます。冬休みの課題を中心に,しっかりと復習をして臨みましょう。