顎関節重症患者さんと向き合って

この２か月の間、重症な顎関節症を患っておられる患者さん何人かにご来訪いただいた。

正直言って、手に負えない感じがあり、どう施術するのかも思案した。

せっかく来訪いただいたわけだし、「手に負えません、ごめんなさい！」というのは、あまりに申し訳ない。

結論から言うと、通常のメンテナンスにいらっしゃる患者さんと同じ施術をおこない、それに咬筋の緩め、下顎の正常開閉施術を

組み合わせて、私なりに考えた施術にしてみた。

結果が出るのはまだまだ先になるので、楽観はできないが、来訪いただいた全員の患者さんから、状態の改善の報告をいただいていて、

私としても嬉しい限りである。

まあ、「全然効かないよ！」とは、患者さんもなかなか言えないだろうから、少し割り引いて受け止めるが、やはり重症患者さんには

局所だけの施術にこだわってはいけないということだけはハッキリしたような気がする。

いろいろな原因で顎関節症になりえるわけだから、体全体のバランスを整えてあげれば、その患者さんの原因になったものに作用することが

出来るかもしれないという考え方である。

幸いにも、継続して来訪いただいているので、これから状態の変化を観察していける喜びもあるし、その都度、みなさんにご報告したい。

重症患者の方々に言っていただいて嬉しかったのは、施術料金が安いということだった。それは私の強み。なんせ自宅でやっているので、

家賃がかからない。だいたい、通常の半額から、患者さんに聞いた話だと、前に行ったところの三分の一ということだ。

定期的に通っていただくには、ある程度安くないと患者さんの負担が大変ですから、、、、。

看板の無い施術院なので、最初の来訪は度胸がいるでしょうが（笑）、興味のある方、初期の顎関節症の方、お気軽にご連絡ください！

重症患者さんたちの経過状況

当ブログを通じて来訪された重症患者さんたちで、１月から来訪されている患者さんは、まる２か月が経過した。

やはり、そうそう簡単に　治りました！　という訳にはいっていない。

しかし、確実に快方には向かっている。と言っていただいている。（笑）

とにかく、痛みから解放されたいと来訪された方々は、大なり小なり結果が出ていて、すべての方が以前よりも

楽になったそうである。

どの患者さんも、顎関節症になった原因が生活習慣によるものだと認識しておられるので、やはり治すのには

ある程度の期間が必要だということはご理解いただけるようだ。

そうはいっても、なるべく早く治してあげたいと思うので、患者さんへの運動は厳しく指導をさせていただいている。

今回、いろいろな重症患者さんたちとお会いできて、お話を聞かせていただいて、私にとっては非常に貴重な経験だったし、

また、そういう患者さんでも、ある程度の成果のみえる施術があるのだという大きな自信にもなりました。

次回からは、患者さんに了承を頂いたうえで、個別の症例と施術法を紹介させていただこうと思っている。

重症になる前に来てほしい。

このところ、ブログを読んでくれている方々からの施術依頼が何件か入り、

いろいろな症状の患者さんたちと話が出来た。

やはり、このブログを読んで、藁にもすがる思いでいらっしゃった方々は重症な方が多かった。

６人中、軽症は一人だけ。（この方は一回の施術で改善）

今まで見たこともないような、何か複合的な原因なのだろうが、一回や二回の施術ではどうにも

改善のしようがなさそうな重症さである。

とりあえずの施術をおこない、あとは症状別にあわせた運動をお教えして、様子を見ていただくことにした。

原点に帰る作戦である。

とりあえず一か月やっていただいて、症状の変化をみたい。

皆さんの症状に改善の変化がみられることをお祈りする。

また後日、患者さんたちの了承を得て、個別にその症状の変化を載せたい。