顎関節症と闘う整体師のひとり言

自分も顎関節症と闘った経験から、その苦しみを理解している整体師として、顎関節症患者にいろんなアドバイスを送ります。

ある患者さんのひと言から

2014-07-20 14:03:52 | 施術日記
先日、ある患者さんと施術の最中の会話で、ふと「寝違え」の話題になった。

私も昔はよく寝違えで、首が回らなくなったものだ。

その患者さんが、ふと、「そういえば最近、寝違えでどこかが痛いということがなくなった。」と言った。

私もその言葉を聞くまで、ずっと寝違えという言葉を忘れていたほどだ。

そういえば、ここ何年間も寝違えを起こしていない。

それから2週間の間、常連の患者さんたちに寝違えについてアンケートをとったところ

驚くことに全員が長期間にわたって寝違えを起こしていなかったことがわかった。

昔、ある先生が「骨格が歪んだ状態では良質な睡眠は取れないのだよ。」と言っていたのを思い出し、

なるほど、正常な骨格を追求している我々は筋肉が睡眠中にうまくリラックス出来ているから寝違えを

起こさないのかもしれないと思った。

寝違えというのは、筋肉がリラックス出来ていない時に不自然な格好で寝てしまっている時に起こるものらしい。

寝違えひとつをとってみても、やはり骨格のバランスが人間にとってどれだけ重要なことかわかろうというもである。

よく寝違えを起こすという方は是非、骨盤パタパタ体操を実行してみてください。

必ずや寝違えの回数が減ることでしょう!


10年後の自分のために

2014-07-15 06:10:16 | 施術日記
当院に定期的にいらっしゃってる患者さんの中で、先日、ついに継続10年目を迎えた方が

いる。その方は69歳の時に脊柱管狭窄症による下半身のしびれで当院にいらっしゃった。

本人はどこの病院に行ってもだめだったので、全く期待はしていなかったらしい。

私も脊柱管狭窄症の場合、椎骨の変異に原因がある場合は外科的な手術しか方法は無いと

聞いていたので、元気になっていただく自信は全く無かった。

しかし、この患者さんの場合、たまたま腰椎分離症からくる、すべり症が原因の狭窄症だったため、

我々整体師の施術で改善させうる症例だったのだ。

思いがけず改善して元気になった患者さんは、それからというもの、ほぼ毎週のように

通ってくる。若い頃から痩せているのがコンプレックスだったらしいのだが、私と一緒に

トレーニングもするようになってからは50キロだった体重が79歳を迎えた今年は

58キロにまで増えている。10年前の自分からは、今の自分は想像もつかないそうである。


私はよく患者さんに、「10年後に、毎日やっているパタパタ運動の意味がわかるよ」と言う。

骨盤を含めた脊柱管、さらに体幹部分の深層筋にまで好影響をもたらしてくれるパタパタ運動

は、我々にとっては毎日飲む漢方薬的なお薬みたいなものなのだ。

継続した方だけが、その効果をいずれ実感することができるのである。


まだ始めていないあなた!!是非、始めていただきたい。今日からでも遅くはありません。

10年後の元気なあなたのために!!


顎関節症とバランス(子供編)

2014-07-09 17:29:29 | 施術日記
先日、近所の小学生のサッカーチームの父兄の方々との懇親会に招待された。

そのサッカーチームの子供たちの中に、当院に施術に来ている子供が3人いて、

その子供たちの中にいた顎関節症の子が、顎関節症から解放されたら、とたんに

サッカーの試合の時の動き(バランス)が良くなり、当たり負けもしなくなったということで

整体と体のバランスについて話が聞きたいと要請が来たわけである。

顎関節症とバランスについては皆さんにも知っておいてもらいたいので、ここに簡単では

あるが書いておくことにする。

まず、バランスを保つのに一番重要なのは正中線を意識することである。

正中線が確認できることで、体幹のパワーをバランス良く発揮することが出来るのだ。

顎関節症の人は正中線が確保できない(というか正中線が出ない)ために、どうしても

本来のポテンシャルを発揮できないのだ。

正中線は噛み合わせと密接な関係があり、正しく噛み合わせていると綺麗な正中線が

でるのである。

そこで、自分の子供が顎関節症予備軍かどうかを簡単に見分ける方法があるので書いておく。

まず、子供を真っ直ぐに立たせて、目をつぶらせる。正面から見て、子供の頭が体の中心線に

来ているかどうかを見て、さらに大切なのは子供の頭が揺れていないかを見ることである。

顎関節症予備軍の子供はゆらゆら頭が左右に揺れるのだ。

大人も一緒です。みなさんやってみてください。

もしも、目をつぶった状態で真っ直ぐに立てないようなら顎関節症を疑ってほしい。

もしそうなら、今日から顎関節体操を実行してください。

早めの発見が肝心です。すぐに子供のチェックを!!!!


顎関節症で15%はダウン

2014-07-05 18:44:27 | 施術日記
私の趣味はゴルフである。ゴルフの醍醐味のひとつに「飛ばし」があるが、顎関節症で噛み合わせが合っていないと

飛距離が約15%ほどダウンする。(これ私の場合ね)

何度か実験したことがあるのだが、いずれの人でも顎関節の施術をしたあとに打ち比べをしてみると、ほとんどの

人が10ヤード前後飛距離が伸びた。

これは単に噛み合わせが良くなることで体のバランスが良くなり、まさにバランス良くクラブが振れるのだ。

噛み合わせが悪い時は、不思議なもので人間って真っ直ぐに立てなくなるのである。

これが真っ直ぐバランス良く立てるようになるだけで、自分のポテンシャルを最大限に発揮できるように

なるのだ。たかが噛み合わせと馬鹿にすることなかれ、ゴルフをやるかたにはお分かりだろうが、

10ヤード余計に飛ぶとやっぱりスコア縮まりますよ!!!

顎関節症は自分で治す!

2014-07-01 11:51:28 | 施術日記
私は人間の体というものは、基本的に自分で治すものだと思っている。

寿命の長さをコントロールすることは難しいが、寿命を元気に全うするのは決して不可能ではない。

寿命を元気に全うするには、免疫力を上げるのが良いと思う。

私は、ここ20年以上、健康診断に行っていない。行くのが怖いのだ。というか、病気を発見されるのが嫌なのだ。

自分の病気は自分で治そうと思っているから、具合が悪くなったら、ひたすら安静にしている。

それでこの20年以上を過ごしてきた。

いろいろご意見はおありになると思うが、私は元気な寿命が尽きたらそれで終わっても良いと思っているので

病気を見つけられて入院させられたりするのは御免なのである。

であるから、自分の体を理解しようとは日々努めている。

まず、自分の体を良く知ること!これは非常に大切なことだ。

それで、どうすれば健康でいられるかを考える。

何が言いたいかというと、要は顎関節症も自分で構造を理解し、症状を理解し、自分に合った

運動法を考え(教わり)、毎日の努力の積み重ねで、自分で治していって欲しいのだ。

われわれ整体師は、患者さんと毎日お会いできるわけではないので、患者さんは日々の過ごし方を

ちゃんと考えなければ、なかなか顎関節症を根治するのは難しいのである。

顎関節症に悩む方々、ご自分の症状をよく理解してください。そして今日から運動(体操)を

始めましょう!(体操は前にさかのぼって読んでくださいね)