顎関節症と闘う整体師のひとり言

自分も顎関節症と闘った経験から、その苦しみを理解している整体師として、顎関節症患者にいろんなアドバイスを送ります。

くしゃみは上を向いて!!

2014-05-29 08:11:34 | 施術日記
昨日、ぎっくり腰になった!!という患者さんが来訪された。

ま、本当に腰椎がずれることはほとんど無いので、とりあえず原因だと思われることを

患者さんに思い出していただいたら、どうやら、くしゃみをした時に腰に激痛が走ったらしい。


これ、よくあるんです。

腰の骨というのは、前かがみに弱いんです。だから、うかつな格好でくしゃみをしないで

いただきたい。前かがみになって、しかも若干横を向いた状態で、もしも大きなくしゃみを

したら、、、、、、かなり危険です!!

腰回りを取り巻く筋肉に悪い影響を与えること間違いなしですね。


腰椎は胸を張った、シャキッとした姿勢の時が一番安全な状態である。

尚且つ、その状態で顔だけ上を向いたら、もう完璧。

どんな大きなくしゃみでも大丈夫。

くしゃみが出そうになったら、上向いてね!

患者さんには以上のことをご説明し、腰の筋肉のオステオパシーをやって、

冷感湿布をしてお帰りいただいた。

たかがくしゃみと侮ってはいけない。俳優のF越EI一郎はくしゃみで救急車乗ったの

だから、、、、。

多い質問

2014-05-26 16:10:30 | 施術日記
このところ、パタパタ運動についての問い合わせが多く来る。

なおかつ、来訪される患者さんからも、やり方がイマイチよくわからないということで、

今日はこの図を使って、分かり易く説明する。


まず仰向けに寝ていただいて、膝をくっつけたまま立てていただく、角度はだいたい90度くらいで

結構です。お尻の仙骨の部分、→で囲まれた三角形の部分なのだが、ここを床に押し付けるようにする。

膝はくっつけたまま、左右に膝を倒してあげる。この時、ここが肝心なのだが、図の→でさしている部分、

ここに均等な力で圧がかかるようにしていただきたい。

やってみていただくとわかるのだが、そんなに膝は大きくは倒れない。

大きく倒してしまうと、腰椎の運動になってしまって、骨盤の調整にならないのである。

もちろん腰椎の運動もやっていただいて構わないので、骨盤の運動が終わったら引き続きやってください。


ご理解いただけただろうか?  → ←  で示されている場所にうまく圧をかけてください。

この運動は本当に重要な運動なので、毎日欠かさずやってくださいね!!


患者さんの 「やる気」

2014-05-21 15:45:50 | 施術日記
患者さんの中には自分の症状改善に対して非常に前向きの方と、少し消極的な方がいらっしゃる。

消極的というか、施術や運動の効果を信じていただけないと言ったほうが正しいのかもしれない。

こういう患者さんは一度や二度の施術ではっきりとした効果があらわれないと、もうあきらめて

しまわれる。気持ちはわからないでもないが、特に重症な場合はなかなか、そう簡単にはいかないものである。

そういう患者さんとも、なるだけ根気よく、会話を重ねて、施術や運動の意義を伝えていっているつもりだ。

このブログをご覧になって来訪された患者さんは重症な方が多いので、さらに遠くからいらっしゃる方が多いのも

あって、継続して来て頂くのもなかなか難しい状況である。

しかし、中には月に二度三度と足を運んでくれる患者さんもおり、私としても施術に一段と力が入るところです。


私は単に施術をおこなうのではなく、人間の体の仕組みについて患者さんに理解していただくために、

施術のあいだ中、患者さんに話しかけている。中には会話が面倒な方がいらっしゃるかもしれないが、

自分の体の仕組みを理解していただくと、その後の施術もやりやすくなるし、自分でおこなう運動の意味も

わかっていただけるのだ。

「やる気」と書くと、少し大げさに感じるかもしれないが、プラシーボ効果を期待するうえでも、やはり

患者さんの前向きな気持ちというのは大切にしたい。

自分が持つ、最大の免疫力を引き出してあげるのがとても重要なので、良くなるんだという気持ちを持って

日々の運動に励んでいただきたい。

再確認

2014-05-13 17:57:38 | 施術日記
今日、大変嬉しいことがあった。

このブログを読んで来訪してくれた患者さんが、顎の痛みがほとんどなくなって、好きなものが

自由に食べられるようになったそうだ。顎関節症になってから、お煎餅が食べられなくなっていたそうで、

やはり、好きなものは食べたいですよね。

さらに、嬉しかったのは、パタパタ運動を継続的にやっていたら、膝の痛みも消えたとのこと。

軽度の膝痛はパタパタ運動で治るのだということを再認識させていただきました。ありがとうございました。

この方、わざわざ電車で一時間もかけていらっしゃる方なので、効果が目に見えて本当に良かった。

また今月も予約を入れていただいた。今度はリラクゼーションにいらっしゃるそうである。

座骨骨神経痛は起こりやすい。

2014-05-12 14:16:30 | 施術日記
座骨神経痛。まあ、よく聞く名前である。

が、病名ではない。座骨神経は腰部から骨盤を通って足の先までつながっている神経のことであるが、

それが、なんらかの原因で刺激を受け、腰部から足先にかけて痛みを感じる症状を座骨神経痛と言っているのである。

原因はさまざまであるが、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどが代表的な原因である。このような場合は

外科的な手術まで必要になってくるのであるが、我々のところに来訪される程度の痛みの患者さんの場合、半数くらいの方は

梨状筋症候群が原因である。

梨状筋というと、聞きなれない言葉だが、分かりやすく説明すると、お尻の深いところにある筋肉と思っていただきたい。

この筋肉のそばを座骨神経が通っている。私がいつも言っている、骨盤の歪みから梨状筋のバランスが崩れると、梨状筋が

座骨神経にさわり、痛みを発症するのである。

ということは、治すのも意外に簡単。骨盤調整をしてあげて、下半身のバランスを整えてあげると、ほとんどの方は

3~4日で症状が改善する。

少しでも心当たりのある方は、早速、今日から骨盤パタパタ運動をやってください!必ず改善しますよ!


それでも、全く痛みの引かない方は、骨盤内の腫瘍が原因だったりすることもあるので、はやめにお医者様へ

行ってくださいね。