顎関節症と闘う整体師のひとり言

自分も顎関節症と闘った経験から、その苦しみを理解している整体師として、顎関節症患者にいろんなアドバイスを送ります。

バネ指になったら、、

2014-04-28 17:43:59 | 施術日記
ゴールデンウィークに入ると、普段はお越しになれない患者さんが顔を出す。

一年に一度、きまってこの時期に顔を出す患者さんもいる。

その患者さんが、ゴルフを始めたらしく、練習のし過ぎで、左手の中指と薬指がバネ指に

なってしまったらしい。特別、日常生活に支障があるわけではないが、やはり、こぶしを握って

開く時に、カックンという感じで、うまく指が伸びない。若干ではあるが痛みもあるようだ。

以前、クリーニング屋の大将が重たいアイロンのかけすぎで、やはりバネ指になり来訪された

ことがあるが、これがなかなか厄介な病気で、安静にするのが一番なのだが、仕事だとそうもいかず、

その時は、指の牽引だとか、手のひらのマッサージだとか、あれこれやってみた記録が残っていた。

今回は、手のひらの筋肉である、虫様筋、浅指筋、深指筋、伸指筋を緩めるように固定して、

固定したまま、軽く指の屈伸運動をやってもらった。要領は、手のひらの柔らかい筋肉を指の付け根の

方向に軽く押し上げてやって、そのままの状態を維持して、指の屈伸運動をしてみると、意外にスムーズに

おこなえる箇所があるのである。お風呂の中とかで、手が温まっている時におこなうのが効果的であると思われます。

パソコンのマウスの握り過ぎでも、軽いバネ指になることがあるので、心当たりのある方は試しにやってみていただきたい。


必ず毎日続けて欲しい口の開閉運動

2014-04-16 17:37:08 | 施術日記
このところの重症患者さんたちの症状緩和は、どうやら毎日続けていただいている口の開閉運動では

ないか?ということで、皆さんにもやっていただくために、ここに紹介したい。

まあ、紹介というほど大げさなものじゃあないのですが、間違ったやり方をされると、かえって悪化する

恐れがあるため、念のために。

まず、この運動は必ず鏡の前でやっていただきたい。

次に、耳の入り口にある、押さえると凹む穴の部分に親指の付け根を当てて、自分の顔を両方から挟むように

中心の鼻に向けて大頬骨筋を押しながら、ゆっくりと口を開けていく。

で、口が開き切ったら、中心に集めた筋肉を、また元に戻すようにゆっくり両手で押し広げながら口を閉めていく。

締め終わったら、今度は大頬骨筋を耳の方に押し広げるように、両手で顔を覆うようにして、ゆっくり奥歯を噛みしめる。

あまり強く噛んではいけません。軽くで結構ですよ。

これが1セット。

これを、毎日5セットくらいやっていただきたい。

下顎が歪んだ状態で口の開け閉めをしたことが、関節円板の脱落につながったのなら、反対の動きを続けてあげれば

脱落した円板が戻ってくるのでは?という安易な考えから始めた体操が複数の患者さんで成果をみたので、このところ

こりゃ意外に良い運動かもしれないと皆で(患者さん含めて)思っているところです。

顎関節症の初期の方なら、この運動でほとんど改善します!

是非試してみてください。

口の正しい開け閉めの効果

2014-04-14 11:21:22 | 施術日記
重症患者さんたちと向き合うようになって3カ月が経過した。

お陰様で、患者さんたちには継続的にご来訪をいただいている。

この3か月、考えうる手段を講じて、施術につとめてきた。

その中で、一つだけハッキリしてきたことがあるので、ここで皆さんにお伝えする。

ご自宅でおこなっていただく体操の中に、「正しい口の開閉運動」がある。

え??開閉運動?? と思われる方が多いと思うが、実はこれ非常に重要なのである。

顎関節症の発症原因の一つに、下顎が歪んだままで口の開閉を継続的におこなったための

関節円板のずれ落ちがあるが、じゃあ今度は下顎と上顎のバランスを整えたうえで口の開閉を

継続させれば関節円板が元の位置にかえってくるのではないだろうか?という意外に安易な考え方の

もとに始めた運動が好結果を生んでいるのである。


患者さんの施術感想③で紹介させていただいた岡崎さんだが、この口の開閉運動を継続していただいた結果、

ついに開閉の際の音が全くしなくなった。今日の定期メンテナンスで開閉のチェックをしていたら、全くひっかかりが

無くなっていたので二人してビックリした次第で、ではさっそく皆さんにご報告をと思ったわけです。

やはり毎日の小さな努力の積み重ねがいかに大切かを思い知らされた。

彼女には、パタパタ体操と口の開閉運動を毎日やるようにとお願いしていたのだが、こうして結果に結びつくと

すごく嬉しい気持ちになります。

この口の開閉運動なのだが、詳しくは明日、アップする。

間違ったやりかたをされると逆効果になる恐れがあるので。では、また明日!