京都 ”大原野菜”のブログ

大原で作られている京野菜や旬野菜の情報と大原の歳時記をお届けします。

「小野霞」(おのがすみ)

2012-05-27 | 日記

大原の山に棚引く「小野霞」。

大原盆地は昼夜の寒暖の差が大きく、よく霞が発生

します。これを「小野霞」と呼んでいるのですが、この

霞こそが「大原野菜」を育てる大切な要素になって

います。

どんなにいい肥料でも、この霞には敵いません。

昼夜の寒暖の差と霞の適度な湿り。特に香りのよい

色鮮やかな大原の紫蘇にとっては不可欠なもの。

この環境がいいと科学的に証明した訳ではないで

しょうが、大原の人達はそう話します。

それで思い出しましたが、

この間、大原のある長老の話。

「大原の東と西、どっちが、よい野菜が採れるか

お前、知ってるか?」

長老曰く

「夏のもんは西、冬のもんは東がよいもんが採

れる。」

何故か?

「夏のもんは朝日が射す西がようて、冬のもんは

長いこと陽が当たる東や。」

と言うのです。

おおよそ、私の倍ほど生きて来た「おじぃー」の言

う事、それなりの経験を積んで導かれた教え。

間違いはない筈です。

こんな教えは自分の財産であり、大原の財産かも

知れませんね。

以上です。

 

 

 

 

 

 


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