京都 ”大原野菜”のブログ

大原で作られている京野菜や旬野菜の情報と大原の歳時記をお届けします。

朝取り「ほうれん草」

2013-01-26 | 旬野菜

冬越しの「ほうれん草」は厳しい寒さに耐えるため体内

に栄養分を蓄えて甘くて濃厚な味わいになると言われ

てます。

言うまでもなく、「ほうれん草」の旬は冬です。

「ほうれん草」についてチョット調べて見ました。

「ほうれん草」の栄養は豊富で緑黄色野菜の代表核で

ありますが、反面、好ましくない「シュウ酸」と「硝酸」と

いうのも含まれています。食べ過ぎると結石になるとか

乳幼児がメトヘモグロビン血症による急性中毒になる

事があるそうです。

詳しい事については、話が長くなるので省略しますが

私が理解するところでは通常の食べる量ならば、「シュ

ウ酸」と「硝酸」が体に及ぼす悪影響より、豊富な栄養

素による恩恵の方が勝ると思います。

ところで、一般的に野菜は新鮮で採れたての朝取りが

一番いいと思われがちですよね。

しかし、「ほうれん草」は昼間に光合成によって糖や

ビタミンCが作られます。その濃度は夕方になるほど

高まります。夜は成長のためにそれらの成分が消費

され朝には養分が最も低い濃度となるそうです。

そして、先程の問題の「硝酸」は朝から根で吸収され

午後からは吸収量が低下し、光合成により濃度が上

昇した糖と硝酸から、たんぱく質などに合成される

そうです。この事によって夕方には体に良くないとさ

れる「硝酸」の濃度は低下します。

よって、朝取りの「ほうれん草」より夕取り「ほうれん草」

の方が栄養分が多く、「硝酸」は少ない事になります。

一概に朝取りがいいとは限らないようです。

「ほうれん草」は夕取りですわ。

以上です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿