「魔物」の神秘

７月に入り、遅ればせながら新入居者が我が家にもやって来た。

この燕の入居、知らない間に卵を生み雛鳥がかえってやっと気付いた

次第です。

この巣は先住者の燕が作ったもので、巣作りをしてなかったので気がつかな

かったのでしょうか？。それともボケたか？

体外、家を出入りするときは「あの事件」以来、空き家の巣には気をつけて

いたつもりなんですが・・・？

燕は害虫を食べてくれる益鳥。燕が来る家は繁栄すると言われ、「燕を殺し

たり、巣を壊したり、イジメたりするな！」と幼い頃から教え込まれてきました。

しかし、巣作りの時はドロ土を落とすし、糞を落としたり巣の下に何か置いて

おかないと巣の下は大変な惨事になります。生まれて間もない雛鳥が、親鳥

から教わったのか、本能なのかはわかりませんが、いつも外を向いている雛鳥

が糞をする時は尻を外に出して糞をします。

巣の中には糞はしません。

こういう益鳥伝説がなければとっくに厄介者として駆除されている鳥でしょう。

親鳥が餌を取って帰ってくると雛は頭より大きい口を広げて餌をせがみ

誰が見ても可愛く写ります。「早く元気で大きくなれよ」と思ってしまうのが

普通でしょう。

ところが・・・

「あの事件」が頭をよぎり、何か対策はないものかと考えさせられます。

「あの事件」とは魔物が原因です。

魔物とは蛇です。蛇が雛鳥を食べに来るのです。うちの「おばぁー」の言うには

雛鳥の血を吸いに来たと言ってます。

 

雛鳥を襲い、この屋根のひさしの瓦の中に消えて行ったそうです。

この話を「おばぁー」は悲しそうな話にまとめてしてくれました。

それからというもの、また燕がここで巣をし、悲しい事件が起こら

ないか気にしていたところです。

今回は無事に巣立つでしょうか？

どうして蛇はここに獲物がいるのがわかるのか。

どういうルートで出没するのか。蛇（魔物）の神秘です 。以上。