四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

永遠不滅の生き方を提供!

雪が降る 

2010年02月03日 23時08分11秒 | 未分類
雪が降っている!

最近漢方薬を使っているためか、冷え性のわたしでもそれほど寒さを感じない。
室内のストーブ温度は14度である。いつもより3度高めである。

いくらなんでも雪が降るくらいだから寒いはずである。

それでも去年から今日に至るまで暖かかった。それが急に雪の日が2日もやってきた。

南硫黄島では海底噴火がある。

トヨタのプリウスは欠陥が判明、松浪健四郎落選議員は参議院選挙に出馬する。
世の中狂うのはこれからである。

9時のニュースで無縁社会を取り上げていた。老人たちは住むところもないため、微罪を犯しては刑務所に戻っていく。日本が社会資本の共有を怠ってきたために、皆孤独にならざるを得なくなった。

昔の大家は借り主を店子(たなこ)として大事にした。こういうことばもあるほどだ。
「大家といえば親も同然、店子といえば子も同然」

ところが、がめつい貸し主が現れ、がめつい借り主が現れてきたために、社会の共通資本という考えが崩れてきた。おかげで保証人制度や勤務状態が強くチェックされるようになった。

他人の保証人も受け付けない、派遣の仕事では受け付けない。国民健康保険では受け付けない。さまざまな制約が張り巡らされている。部屋を出るときは、入居時の状態へ復元するなど、まったくバカバカしいことがまかり通っている。

どこへ行ってもこれでは人間に恨みが蓄積するばかりである。人間は事の原理を考えてないで金銭で損得を考えると、もともと間違った方向へ行くように作られている。

人間の労働は自然をどのように活用するかによって、お互いの生存を守ることにある。
つまり農家の労働は、自分たちおよび多くの民の命を守り、林業は家を建て、橋を造り、船を造る。漁業は船で海へ出て民のタンパク質を補給する。昔から人々の生存基本は農林水産業であった。

木を加工して家を作ったり船を造ったりするのが大工である。
米を分配して人々に隈無く行き渡るようにするのが商人である。

家や船をより立派な形に作り上げるのが、技師である。

人々の心を安寧にするのが宗教であり、芸術であった。

そして社会を纏めるのが武士であった。武士は民の安全を守るための兵でもあった。

あらゆる地上の行いは生命を維持するための活動であった。

ものの根本は助け合いの精神であった。温情のない社会になって来たのは富が蓄積されるものとなったからである。

ただし、この現象は数万年以上も前から黄金の価値を知って後、財力を持つ国家というものが現れ、王が君臨し、階級が現れ、下々の庶民以下の人間は奴隷化され、人間的な価値を与えられなくなってからは非常に厄介な問題としてこの世を覆っている。

それでも今ほど、科学も経済学も発展していながら、恥ずべき社会制度が蔓延しているのはお見事であるとしか言いようがない。

結局、大量生産で儲けると損をするのは企業である。トヨタの終焉はJALの終焉以上のものである。短期的には儲かっているように見える資本主義のシステムは長期的には人命まで奪っていく愚かなシステムである。

外を見ると静かに雪は降り積もってゆく。
静にひとつ、また一つであろうか?





子供が生まれてくる。赤ん坊が生まれてくる。
その赤ん坊はすでに何をやるかどういう人生をたどるかは、はたして決まっているのであろうか?

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