四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

永遠不滅の生き方を提供!

私の資産は本である。しかし、1円で売られると買取価格が0円以下になってしまう。

2011年05月17日 12時39分08秒 | 日毎起こること
文化的に重要な書物までが今は二束三文で売られている。
本だけでなく美術品も含まれるという。

相場や価値の分からぬ人々が、ピコピコで値打ちを弾くとこうなる。
値段を決めているのは計算機である。

どこにも相場師というものがいる。
もしこのピコピコ賊が、魚卸市場でもピコピコをやると、大マグロが1円で売られる可能性も出てくる。

以前数十万円する値打ちのある書物が1円で登場したことがあるという記事を目にしたことがある。

安い値打ちのないアルバイトを使い、遊ばせていては損をするとばかりに1円の本の梱包や発送をやらせて薄利多売で本を売ることは、そのまま作家の収入や出版社、紙屋・印刷所の収入まで激減させることに成り、文化そのものの衰退につながっていく。

そして誰も設けられなくなって収縮する加速度によってすべてはぺちゃんこになってしまう。

まず、1円を可能にするには運送屋の責任もある。大口に対しては値引きするという発想が発送物を歪めてゆく。

すべてはそこから値段が安くなっていくのである。
買う方は安くて良いと考える。売る方はそうではない。

ところですべての人は消費者であると同時に収入を得なければならない人々である。売値が下がれば給料が下がる。

安物の出現で大変になるのは貧乏人の方からである。
頭の悪い人間は奴隷と化す。

有閑階級として恵まれた生活をするものまで資産がどんどん目減りしていけば、奴隷さえ雇えなくなるのである。


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