今のところ、東日本大地震は他人ごとのように感じている人も少なくないであろう。
災害は繰り返すし、天災は忘れた頃にやってくる。これは昔の事、最近の大災害は年内に数度、遅くとも翌年にはやってくる。
義援金が出せなくなるという事態も考えなければならない。
今回は、これから人災が始まる。
街そのものが壊滅した住民たちに今後の生活を保証しなければならない。
仕事がない。収入がない。住むところがない。多くの人は借金を抱えているか、貯金がないか、一日長く生きれば、マイナスの面が彼らを襲う。
さて、その時どう支え合うか？ 義援金などすぐに底を尽く。
では、あなたは被災者を自宅に住まわせて共同生活をする覚悟があるだろうか？
大手企業でさえ壊滅的なダメージを受けている。都会の人々もすぐ失業である。
原発が爆発せずに停止させても、夏の電力需要を賄いきれない。計画停電は今後数年は続く。あらゆるものの整合性が崩れていく。今回の大災害が日本にブラックホールを作ってしまった。
予想通り、人口減少で三千万人までに激小するであろう。
死体を見ない日本人でさえ、死体に囲まれる可能性が高まる。
とにかく、自力で生きる生き方が出来る人間は利口である。
大震災発生! 公的支援がくるまでの200時間を生き延びる知識と知恵
posted with amazlet at 11.03.19
山村 武彦
小学館
売り上げランキング: 142
小学館
売り上げランキング: 142
