もはや安全でない日本旅行会社のパックツアー　バスはさらに危険を増す　グランドキャニオン

2010年08月11日 09時48分21秒 | 社会問題

ドライバーの過労は世界を危険に晒しているが、世界は日本を呪っている。

毎日.jp

米バス横転死亡事故：ツアー暗転、なぜ　代理店、情報収集に追われ

　国立公園へとつながる広大な平原に、大破した小型バスの車体とスーツケースなどが散乱していた。米ユタ州で９日、日本人旅行客３人が死亡し、運転手を含む１２人が負傷した事故。地元メディアが報じた現場の写真には、夏休みの楽しい旅行が一転した惨事の光景が広がっていた。一方、ツアーを主催した国内の旅行代理店３社は情報収集に追われた。

　ツアーを主催した日本旅行、ＨＩＳ、近畿日本ツーリストには１０日午後３時ごろ、事故の一報が入った。３グループ８人が巻き込まれた日本旅行は同日夜、東京都港区の本社で丸尾和明社長らが会見。１人が死亡、２人が安否不明、５人が負傷したことを明らかにし、「心よりお悔やみを申し上げ、一日も早い回復を祈っている」と頭を下げた。同社によると、一行は８日に成田などを出発、７～９日程度滞在する予定だった。安否が未確認とされた都内の男性（３８）と女性（４０）について、丸尾社長は「現地警察から情報は得られていない」と語ったが、その後死亡が確認された。１０日夜、役員を現地派遣したという。また、運転していたのは現地の日本人男性（２６）で負傷程度は不明。

　ＨＩＳ（新宿区）はラスベガス支店の社員が、ツアー客４人が重軽傷を負ったことを確認。女性２人は重傷だが意識はあるといい、軽傷の男女２人は足を打撲しているという。

　近畿日本ツーリスト（千代田区）のツアー客は神奈川県の男性（６０）と女性（５３）。家族とみられ、男性は重傷だが、女性は軽傷という。現地法人の職員が現場に入る予定だ。【堀智行、真野森作、馬場直子、関東晋慈】
　◇グランドサークル、壮大な景観で人気

　事故現場周辺は、観光都市・ラスベガスの東側に位置し、国立公園や国定公園が集まる「グランドサークル」と呼ばれるエリア。グランドキャニオンをはじめ、巨大な岩が織り成す景観が人気となっている。バスが向かっていたブライスキャニオン国立公園は、塔のような形をした岩が無数に林立する独特の風景で知られている。
　◇現場周辺に荷物散乱

　【ロサンゼルス支局】ユタ州のＫＣＳＧテレビはホームページで事故を速報した。小型バスは車体がひっくり返り、中央分離帯の草地で止まっていた。車体の上半分はつぶれ、エンジンがむき出しになり、車内に取り残された乗客を救助しようと、かがみこんで作業する救急隊員の姿も写っていた。周辺にはスーツケースやリュックサックとみられる赤や緑の荷物が数十メートルにわたって散乱。横転の衝撃で大勢の乗客が外に放り出された模様だ。

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　■海外で日本人が巻き込まれた最近の乗り物事故■

　《０９年》

　５月２３日　フィリピン中部ミンドロ島沖でフェリーが転覆。日本人１人を含む１２人が死亡

１２月１３日　オーストラリア東部クイーンズランド州フレーザー島の海岸で、日本人男女８人が乗った四輪駆動車が横転し１人死亡

　《１０年》

　４月１１日　オーストリア北西部エンスで、日本人４０人が乗った観光バスがトラックに追突、８人重傷

　７月２３日　スイス南部で、観光列車「氷河特急」が脱線、日本人１人死亡、２人重体
米バス事故：死亡者は大阪の男性ら日本旅行のツアーの３人
米バス事故：ユタ州のＴＶ局が事故を速報
米バス事故：日本人３人が死亡、１２人が負傷　ユタ州で
海外ツアー：羽田発の商品を強化　国際線拡大で旅行各社

毎日新聞　2010年8月11日　東京朝刊

スカイマークは、大手旅行代理店のエイチ・アイ・エス社長・澤田秀雄らの出資により1996年11月に設立された。
格安航空だけではなく格安旅行もそれなりのリスクがある。（wikiスカイマークによる）

つまり格安旅行社の格安航空会社がどれほどまが抜けているかを考えなければならない。安くなれば安くなるほど命が危険に晒されている。

ところが今やこのＨＩＳのおかげで他社の経営にまで亀裂を主事させるのである。

デフレがよきせぬところへしわ寄せを及ぼしているのはデパートも同じである。

旅行業界は、特に日本旅行などは「赤い風船」が売り物であったが、その風船は空中で破裂し、赤い血を流し失墜したのは１０年も以上前のことである。

金ツリは、「クラブツーリズム」などという名前を横にしたパッケージツアーで起死回生を行ったが、なんていうことはない、あの「びっくりバス」が名前を変えただけである。

そもそも他社と同じバスに乗るということの危険を各旅行者は考えているはずであった。何よりもツアー料金が違うのであるから、ＨＩＳと同じバスでは料金の違いがバレてしまう。

ＡＮＡツアーというのは同じツアーの客がそれぞれ同じパック旅行に乗り込んで、販売窓口の旅行社で価格を決定できるため、価格だけは異なるということを行っていた。大阪から出発する客がヨーロッパ８日が２０万円とすると仙台からの出発は３５万円などということが平気で行われた。

旅行会社はいかに客を騙すかが売り物であった。昔は代理店の言い値でも海外旅行に憧れた時代があったから、ヨーロッパ８日間なら１００万円が相場であった。今の価値からすると３００万円くらいになる。

余裕がない今の時代には危険なバスツアーを行っているということを考えておく必要がある。

スカイマーク　トラブルのブログ

スカイマーク警告のブログ

それにしてもスチューアーデスが英語が話せないなどということがあるのかと、思われるかも知れないが、一流航空会社のＪＡＬでも、ＡＮＡでも入ることはいるのである。ＪＡＬのスチューアーデスはＡＮＡとは比べものにならない優秀なスチューアーデスがいるが、穴はLIP SERVICEでごまかすような所がある。いかさま穴は、社長までＭ資金で引っかかるほどの脳タリンであったから、社員一同似たり寄ったりである。

日本の中から整備士が消える。

産経msn

「英語に自信なく…」　客室乗務員インターホン取らず　スカイマークに業務改善勧告
2010.4.6 11:16

前田隆平航空局長（左）から業務改善勧告を受ける西久保愼一スカイマーク社長（右端は井出隆司スカイマーク会長）＝６日午前、東京都千代田区霞が関（瀧誠四郎撮影）

　国土交通省は６日、安全上の問題が相次いで発覚していた「スカイマーク」（東京）に対して実施した特別安全監査で、乗務員の英語力不足や不適切な機体点検などの問題が新たに見つかったとして、業務改善を勧告した。同社への業務改善勧告は、平成１８年４月に整備ミスが相次いだとき以来２度目。

　国交省によると、複数の客室乗務員の英語力が不足しており、パイロットとの意思疎通に問題があった。英語が苦手なために、操縦室の外国人機長がインターホンで客室を呼び出しても受話器を取ろうとしないケースも確認されたという。こうした行動は社内でも問題視されていたが、具体的な対策は取られずに放置されていた。

　そのほか、今回の監査では▽離陸前に機内の安全設備を説明する客室乗務員の人数を３人から２人に減らしたために一部の座席から見えにくくなっていた▽乱気流に遭遇した後の機体の点検が不適切▽操縦室内の酸素マスク着用ルールが守られていない－などといった安全上不適切な問題が９件新たに見つかった。

　このため勧告は、安全統括管理者の職務の改善や乗務員への教育訓練の充実によって安全管理体制の見直しを図る必要性を指摘。同社の西久保慎一社長らに、今月１３日までに具体的な改善計画を提出するよう求めた。ただ、重大な違反には当たらないとして、航空法に基づく事業停止命令や事業改善命令は見送り、行政処分の業務改善勧告にとどめた。

　同社をめぐっては、安全を優先して乗務員の交代を命じた機長の判断に社長が介入して運航を強行させたり、飛行中にパイロットらが操縦室内で記念撮影するなどの不祥事が３月に３件相次いで発覚。国交省が３月１５日から３週間にわたる特別安全監査に入っていた。

　前原誠司国交相は同日の閣議後会見で「今回の勧告を真摯（しんし）に受け止め、安全運航のため改善すべきところは改善してほしい」と話した。

読売　大阪

日航、関空の地上業務撤退へ
大幅減便、子会社を売却…中部空港も

　会社更生手続き中の日本航空は９日、関西国際空港と中部国際空港で、航空機の誘導や機内清掃などの地上業務から撤退する方針を固めた。日航は１０月以降、２空港発着の路線を大幅に減らすことにしており、自社グループで地上業務を継続する必要性が薄れたと判断している模様だ。

　日航は策定中の更生計画の中で、関空で海外航空会社を含めて地上業務を行う子会社「ＪＡＬグランドサービス関西」（大阪府泉南市）の売却などを盛り込む方向だ。日航は子会社売却後、自社便の地上業務を他社に委託する。日航は２０１０年夏ダイヤで、関空の国際線を週１０４便運航しているが、１１月以降は週６３便に減る見通しだ。
（2010年8月10日読売新聞）