元盲導犬*シルクのゆるゆる日記。

盲導犬を引退し9年ぶりにパピーウォーカーの元へ帰宅。お仕事も忘れ、ザ・ぐ~たらな自由すぎるゆるゆる定年生活♪

犬のテレビ

2008年10月28日 | パピーウォーカー(パピー時代)
シルクホームステイ206日目

書くのが遅くなってしまいましたが、先週24日にオフィシャルブログなどで
お知らせのあったテレビ「補助犬ユーザーと共に暮らす社会~障害者補助犬法
の一部改正~」という番組を見ました




シルクの生まれ故郷でもある盲導犬の里富士ハーネスです。
仔犬誕生~天寿を全うするまでの総合的な施設です。



カタログやオフィシャルブログでもよく登場するユーザーさんと
盲導犬イッシュちゃんが取り上げられていて、とっても良い番組に
なっていました



 シルクも一緒に見よう



盲導犬などがテレビに出ると、とかく演出されたり、
お涙頂戴になってしまったりする傾向があったりして、
あまり直視できなかったりするのですが
そういったことがなく、日常を淡々と、でもとても温かく
現実を伝えていて、安心して見ることができました


 ユーザーさんにペロペロ甘えるイッシュ


ユーザーさんとイッシュちゃんは見ているだけで、
とても強い絆で結ばれてるんだなあと感じましたし
イッシュもユーザーさんが大好きなんだなあってことが良く分かりました。


職場にも一緒に通勤し、職場の方々も特別視せず、イッシュの席も
ちゃーんと用意してあり、ごく普通な感じで受け入れられて
すごいなあと思いました。

盲導犬は可哀想などと言われることもありますが、
一部だけでなく、本当に日常生活を知ったらそういった考えも
減っていくのかなあと思います。

補助犬の受け入れは広まってきていますし、街中でも補助犬OKの
シールをあちこちでは見かけるようになりました。
ハード的には受け入れが進んでいるので、ソフトの面でも
受け入れが進むと良いなあと思います。




一方、23日にNEWS ZEROでも犬のことが取り上げられていました。
 (興味のある方は動画サイトのユーチューブから見られます)


飼い犬を袋に入れ、「処分して」ペット使い捨て飼い主の特集でした。
にわかには信じられませんが、処分されている犬は年34万頭という
絶望的な数字です・・・。
これだけペットブームなのに、一方で1日約1000頭が
処分されている現実・・。
しかも、飼い主自ら持ち込んでいるケースが多いのです。
命ある、一緒に暮らしてきた犬をいらなくなったからと
処分・・・。

どうしてそんなことができるのか??
だったらどうして飼ったのかな??

全く理解不能なのですが、現実なのです・・・。


日本はまだまだペットに関しての規制がないので、難しいのかも
しれませんが、このような不幸なワンちゃんが一頭でも減ることを
願うばかりです。


犬の幸せって何だろう?
シンプルに、天寿を全うするまで人間と一緒に
いられることなのではないかな?

色々考えさせられました。