まるっちょいめんまからスタート。
前のうちでの写真です。
まえのめんま家のお話をします。
おいおいと前回書いたけど、一気にいきますね。
築50年弱くらいで、もうぼろぼろになって、
既に取り壊されています。合板の安普請なものでしたし。
めんまの弟、なるとやコウモリのニュイを
埋めた、梅の木の根元を掘ったら、
ニュイはさすがになんにもなくなっていて、
なるとは、歯らしいものが出てきました。
土のまま、大きな植木鉢に入れて持ってきました。
(ビワ、花が満開です。引っ越すめんま家を見守り中。)
なると梅は、取り木して持ってきて、
新しいおうちでも芽吹きそうだったのですが、
どうも枯れてしまったのかも。(涙)
でも、そのまま鉢に入れています。
ビワは、種から育てたあのびわの子供が、
もう結実するくらいには育ちました。
まえのうちから、もうすでにずっと育てていたので。(2m弱くらい?)
出る、と決まって荷物を運び出したら、
もともと建付も悪かったのですけれど、
二階の扉が締まらなくなり、窓も全てロックがかからなくなるほど
家が歪んでしまいました。
ベランダもいきなり踏み抜くくらいに急激に
老朽化して...
住んでいるのに、出る準備の時から
一気に廃屋のようになっていったのです。
(なるとうめのあたり。)
そのときから、不思議な音が時々聞こえだしまして、
あれは、家鳴り(やなり)だったのか...
女の子のような、ちょっと泣いてるみたいな、
そんな不思議な音でした。
よくあの状態で建ってたと思うほどぼろぼろだったのに、
住んでいたあいだは、大きな地震の時でも、
めんま家を守ってくれてたあの家は、
なんか魂みたいなのができてたんじゃないかと思っています。
にいちゃんもそう思ってるみたい。
これは、思い出深い台所。
ぼろぼろですが。
めんまを運んで、夜、新しい方のうちに泊まる、
にいちゃんは契約の解除にいくけど、
ねえちゃんはもうこない、という最後の日に、お酒を床の間においてきました。
蓋を開けてきたんですけど、
にいちゃんがいうには、次の日蒸発っていうには
減りすぎ、ってくらいにお酒が減っていて、
あの、不思議な気配というか、あの音とかが
ぴたっとなくなって、からっぽになっていた、そうです。
あー、いっちゃったんだなあ、と思った。って...
今まで引越しは何度もしていたんですけれど、
そのあと取り壊しが決まっているとか、
入った時からかなりぼろで、床もかしいでいるところがあるとか、
(いろんな事情があって、急いでいたし、あの家に決めたわけですが)
添え木をしたり、いろいろそれなりに愛情をかけて
暮らしてきたあの家は、やっぱり生きてたんじゃないかなと思ったり。
不便も多くて、ぼろだったけど、
でも、あの家にいなかったら、めんまにも、なるとにも、ニュイにも、
蛙の大福ぷくぷく(アマガエル)にも、ヒキガエルたちにも、
かぶちゃん(カブトムシ)にも...たくさん、出会えないままだったので、
なにはともあれ、あのうちで暮らせてよかった、と感じています。
なでなでして、ありがとう、よくがんばったね、って
お別れをしてきたけど、今こうやって写真を見ると
ちょっと泣けます。
しょうがないんですけど、ものが壊されるのって悲しいなあ...
おうちの形見として、お風呂のふたを一枚持ってきました。
いまのは蛇腹なのでめんま、いやみたいで、
板タイプのまえのうちのふたに、今も乗っています。
もう1枚も持ってくるんだったかなあ。
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