ねこぼんのう ねこのめんまは猫じゃない

猫であって猫じゃない?うちのプリンセス猫(オスだけど)めんまとねえちゃん、にいちゃんとの日常、カエルやその他の日々。

続・知覚過敏症候群とめんま。

2016-12-12 12:14:53 | めんまの歴史

今日は、数年前にブログに書いた、知覚過敏症候群についてです。
ちょっと長いので、あまり興味が無い方は飛ばしてくださいね。

今日のめんまの写真は産まれた年の10月のなので、
えーと、7月末のめんまだから、2ヶ月半とかそんなかんじでしょうか。
薄暗い写真ですみません。



がじがじ。

りえさま、コメントありがとうございます。
こちらの記事もご覧くださってると良いのですが。

コメントのお返事もちらっと書きましたが、
めんまの場合、知覚過敏症候群としての症状を考えると、
いまも収まっているとは言えません。
これは、もう一生付き合っていくことなのかもしれません。

知覚過敏症候群についてそのときにいろいろ調べて
書いたのがこちらの記事でした。
りえさんのところの猫ちゃんは生後2ヶ月でそのような症状とのことなんですが、
めんまも結構早いです。子猫のときからずっとですね。

少なくとも2ヶ月ごろのときにはすでに背中のチックは割と激しく出ていました。
なのでもう、10年は続いているわけです。

たぶんたいていのその症状の猫は、毎日同じ様子で、
というわけではなく、波があると思います。
(めんまや、他に聞いた話だとそうかなあと。違う子もいるかもですが)



「ねむくなったけど、ねえちゃんがうごいたらぼくもついていくのだ。」

チビのときはとにかく離れず、最初に別の部屋で寝たとき、
思わずめんまにいちゃんに電話し「病気なのかな」と相談してしまったという。


めんまは、前にかいた当てはまる症状としてのほかに、
9歳になってから、過剰グルーミングがプラスされ、
血が出るほどは舐めてないものの、ご存じの方も多い、
「ピンクぽんぽんちゃん」状態です。
お腹と、あと内もも(後足の)のところを舐めすぎてまして、
近くてみると産毛は生えていたりするものの、写真を写すと
ピンクむきだしっぽい感じです。
ただし過剰グルーミングについては、精神的なものかもしれず、
また別のなにか、皮膚なり内臓なりの問題の反映かもしれず、
絞りにくいことなので、知覚過敏症候群とは限らないかなと思ってはいます。

よくある症状(知覚過敏症候群、Rippling Skin Syndrome
/リップリング・スキン・シンドローム)の症状として前にあげていたのが、

1. 背中が波打つように動いて、背中や尻尾を噛もうとする
2. 夜になると理由が不明な状態で大声で鳴く
3. 瞳孔が広がり空中をじっと見つめる
4. 狂ったように走り回る
5. 皮膚が過敏になっている為、触られるのを嫌うようになる


ですが、背中が波打つように動くというのはずっと続いてます。
瞳孔が広がり空中をじっと見る、の、「空中」のところはなし。

瞳孔が広がって興奮してるときはだいたいねえちゃんを見てて
突然足やらなにやらを襲い始めます。
なので、これは違う可能性もありますが、下記に書くことにつながりがあり、
これもその症状の一つかもしれません。

狂ったように走り回るというのも相変わらず続いています。
ねえちゃんが外出をしようとするときにパニックになり、
あちこち扉だの壁だのにぶつかったりは時たまありますが、
そうではなくて、家にいるときでも突然同じような状態に...
という感じのことがあるのです。あっ、トイレハイでもないときです。



「あまりにはしりまわってて、たかいところからおちたりするの。」

あとは...触られるのを嫌がることはないものの、
じーっと抱っこされていたのに、突然びりっと電気が走ったかのように
背中にチックが走って、びくっとして、こちらを咬んだりし始めるのはあり。

冬だと静電気とかのこともあるけれど、そうじゃない(静電気の場合、
こちらにもびりっとくるので)ときにたぶん、同じような衝撃を
どこか体に感じてる風で、しかもそのやり場のない怒りとか痛みを
ねえちゃんを咬むとかすることで緩和(?)というか、
「ひとのせいにして」いるニュアンスです。

前にも挙げていた他の資料での症状、

一点凝視、瞳孔拡張、過剰グルーミング、過度に鳴く、
近くにいる人間/物体を突然に威嚇/攻撃、
過度に尻尾を振る、自分の尻尾を追いかける、
突然に走ったりジャンプする、自分の体の一部を血が出るほどなめ続けたり
噛んだりする自己傷害的行動


というなかの「近くにいる人間/物体を突然に威嚇/攻撃」これに
当たるんじゃないでしょうか。たぶん。



じーっ。「ねえちゃん...」

(やってることはいまも同じ)


もちろん、素人判断ばっかりじゃあれなんですけど、
ご存知のかたはこれまたご存知の、めんまの病院嫌いは
筋金入りなので...
明らかに行かないとダメなときはすぐに連れて行ったものの、
病院の後に意識がない、とかいろいろあったり、
病院によってはあまりに興奮して暴れるので
(キャリーが壊れるかと思うほど)洗濯ネットに入れていても
診療台に乗せられない、とキャリー越しでの診断、
というかねえちゃんへの問診で終わった...なんてこともありました。

それならほんたいを連れて行かず、ねえちゃんだけ行けばよかったのですが、
その時はたぶん急性胃腸炎ということで薬を処方され、それで治ったので
ほんとにそうだったんでしょうが、家で激しく嘔吐した後ぐったりとしててしまい、
連れて行く途中もキャリーが傾くと、ずずず、とそのまま
体が中で動くくらいだったのです。(涙)バスで連れていきながら泣いたっけなあ。

そんななのに病院で怒り狂うものだから、そりゃ(その時じゃないけれど)
あとで意識不明にもなるわ。と思ったりしました。
もうエネルギーがないのに、予備のエネルギーも使って医者などを
攻撃しようとするんですよね。



「そこにいてくれるの?ほんとにどこにもいかないの?」

たぶんですが結局、知覚過敏症候群は、
原因は特定できないことも多い病気のようではあります。
しかし、病院でゆっくりと色々診断をしていただけるなら
行ったほうがもちろん良いと思いますし、
信頼できるお医者様を探して相談なさるのがベストでしょう。

ただ、うちほどではないにせよ、体調を崩すほど病院嫌い、という場合...
これ、けっこう長く続くこともある(うちではそう)ことですし、
また原因不明のままいろいろとされて、結局わからない。ということも
可能性としてはあるのかもしれません。

前にも書いたように、めんまの場合、自分の足で動けるように
なったくらいに背中のチックなどはすぐに出ましたので、
もうこれは生まれながらの体質のようなものだろうと思うようにしたりしています。
お腹の過剰グルーミングについても、血が出たりしたらもっと、
たとえば保護服を考えるか、あるいは獣医にやはりダメ元でも
診ていただくか...と思ったりしますが、現時点では
ピンクぽんぽん状態で、傷にはならないので、様子見です。

実は腫瘍のエキスパートであるとある獣医さんがいらっしゃって、
その方はめんまブログでずっと里親募集をしているポッポを
保護してくださってんですけども、
ほんとうなら例のしこり(前に見つかった小さいしこり。
一番近い病院に行ったものの、生検はしても無駄だからしないということで、
切るならえぐるようにおおきく周りも含めて切り取ること、
また、病院に入院できない大暴れ猫なので、そのまま入院なしかも
しれないことなど言われ、結局それも経過観察中です。
おおきくはならず、ただ小さくもならず。変化がないので
悪いものじゃない...と強く思いたいところです。が、
ずっと気になってはいます。)のこともあるから、
その、とても良い先生だなーとおもうところに行き、
ピンクぽんぽんも診てもらえたらベスト...かもしれません。
一応ポッポに会いに行ったときにちらっとだけ話をしたら、
連れてこれるなら連れてきてくださいねとおっしゃっていただいたのです。

でもちょっと遠いんですよね。うーん。

なんのかんので葛藤しつつ、結局いろいろなことで様子見ばかり。

ただ、めんまも知覚過敏については、ずっと付き合いながら
10才になり、これからも長生きしてくれる予定ですから、
同じような状態になってる猫達の、チックとかその他の症状が
ずーっと続いても、幸せに生きることはできると思うのです。

ねえちゃんが個人的に思うのは、チックを起こしてパニックのように走り回るときに、
強く叱ったり怒鳴ったりするのは避けたほうがいいのかなあということです。

なんとなくめんまを見てると、びりりっと電気が走ったかのような
痛みに近い衝撃が来てるのかな?ということなので、
そういう、自分でも嫌なことが体に起こり、コントロールもできないのに
叱られるとすごく辛いし、なぜ怒られるかもわからないのじゃないのかなーって。

でも夜中に大声で叫んだり、突然走ったりいきなり意味不明の攻撃されたら、
叱る人はけっこういるかも。めんま家も、めんまがチビのとき、
知覚過敏症候群なんて知らず、ただ「チック起きるな」と思ってただけでした。
こんなの、知らない人も多いのかなあと。
最初にたどり着いたのって、症状から調べたときでした。たぶん。

けっこう、知覚過敏症候群のページについては、何年も読んでくださる
方も多く、それだけ猫の同じような症状がある場合も多いのかなと感じています。
症状がずっと残っても、めんまみたいに長生きできるんだなーっていうくらい、
がんばって長生きしてもらわなきゃ。

同じような症状の猫がいるみなさん、この症状と、それを抱える猫と、
うまく付き合っていきましょうね。



むにゃ。

めんまって、ねんねしてるときは特に、
子羊とか子ヤギとかに見えることがあります。
尻尾のせいでしょうか。







後ろ足の大手術をした猫、ポッポ(2.3歳、雄、キジ白、エイズキャリア)の
里親さんも引き続き募集中です。




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