楽な下り坂より苦しい上り坂を選ぼう

”人の為に、皆の為に ”

自然の美しさと恐さ

2011-04-23 10:42:55 | Weblog
今回の地震や津波を見て”自然の猛威”を口にする人は一時的でも格段に増えた。
普段は全く考えないが、本来自然とは恐いものなのだ。

蜘蛛の巣に掛かったトンボも自然の怖さを思い知るだろうし、クジラに飲み込まれるオキアミも自然の恐さに震えあがると思う。

自然とは何か?と聞くと、
人の手の加わらないあるがまま。それが”自然 ”と言う人が多い。
しかし”人の手が自然を自然でなくしている”のだろうか?
人の手も所詮は自然の一部でないのか?


蜘蛛が蜘蛛の巣を使うことが自然で、人が投網で魚を捕えるのは自然でないのだろうか??
空から急降下して水中の魚を捕る鳥は自然で、養殖の牡蠣を煮るのは自然でないと言えるの???

すべての生き物は生きる為に進化して、空を飛ぶもの、土に潜るもの、木の幹や果実の中で生きるもの、口ばしを長くしたもの、尾やヒレを発達させたものなどさまざまだ。
人は自分では飛べないから飛行機を使い、牙が無いから包丁を使い、猿も飛べないから蔓や枝の反動を道具として使うようになった。

人類が生まれたのも自然なら人類が自滅するのも自然ではないのか????

元々”原子力の平和利用”と言う言葉にも多少の不安を伴っていた。

石油を掘り当て、ビニールを作りだした事、クローン牛を作った事が自然でないとすれば、人は竪穴住居で獣に襲われながら生きてゆかねばならない・・・。

都知事曰く『天罰』に大多数は納得している(-"-)!しかし携帯電話を持って車で駆けまわらなければならない・・・どうしようもない生活を強いられる毎日があるんだもん。

4月29日の南砺の山々の植樹は、そういう意味で”罪滅ぼし”なのです。

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