楽な下り坂より苦しい上り坂を選ぼう

”人の為に、皆の為に ”

自己中の脱皮

2013-12-24 22:43:32 | Weblog
昔話の『天国と地獄』という話を知っていますか?

地獄にある食堂のテーブルの上には、
たくさんの美味しそうなお料理が乗っています。

食事の時間になると、地獄にいる人間達が食堂に続々と入ってきます。
彼らはいつも愚痴ばかりで不平不満をこぼしています。

その性格が滲み出ているのか、顔まで嫌な顔になっています。
体は餓鬼ように骨と皮だけのやせ細った手足に、
ぽっこりと膨らんだお腹をしています。

みんなテーブルを囲んで席に着きました。
テーブルの上には長い長いお箸が置いてあります。

手で食事をする事を禁じられているので、
その長いお箸を使って食事をしなくてはなりません。

彼らは必死にそのお箸でご馳走を食べようとするのですが、
お箸が長すぎて自分の口に食べ物が入りません。

結局、何も食べる事ができず、
空腹のまま愚痴をこぼしながら食堂を出ていきました。

一方、天国の食堂はというと、
テーブルには地獄の食堂と同様に美味しそうなお料理が並んでいます。

天国にいる人達はいつもニコニコ。
幸せそうな顔をしています。

食事の時間が始まると、彼らはテーブルを挟んですわり、
地獄に住む人達と同じ長いお箸を使って食事を始めます。

もちろん、天国でも手で食べることは許されていませんが、
みんな楽しそうに食事をしています。


地獄の食堂と違う唯一の点は、彼らはそのお箸を使って、
自分の向かい側に座る人に食べさせてあげているんです。

そのため全員が楽しく食事ができて、満足そうに食堂をあとにしました。

天国でも地獄でも、置いてあるものは何も変わりがありません。
何一つ変わりがないのに、自分の事ばかり考えていては幸せにはなれないことに気が
付かないまま暮らしているのです。

相手の幸せを考えられたならば、 自分も幸せになれる。

この心のあり方が大切ですよね。

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