最近、公立の図書館へ行くことがたまにある。
なかでもここ数年の間に整備された図書館(区役所の併設とか)の設備は、
あまりにも立派なので驚いた。
公共施設にとどまらず私がよく気にするのは、
トイレが清潔かどうか? ということだ。
最新設備の図書館のトイレは、勿論、清潔で気持ちがいい。
ふと思いついたのだが、
1970年代の図書館のトイレは、落書きだらけだった。
私が頻繁に図書館を利用していたのは70年代の後半だった。
10代の頃だ。
割と楽しませてもらった記憶がある。
よく眼にした落書きの内容をカテゴライズすると、
はほぼ4種類だったように思う。
(1) 政治ネタ
(2) 下ネタ
(3) 恋愛ネタ・・・(2)とかぶることもあった
(4) 人生・哲学ネタ
落書きで本音を吐露するといっても、
やはり図書館を利用しているのは「インテリ層」だ。
時代を反映した政治ネタでは、
「ダッカ闘争勝利!」
とか、日本赤軍の心情シンパ(か、はたまた活動家?)が書いたと思われるものも。
下ネタでは、「東海道新幹線は男でしょうか? 女でしょうか?」とか。
(答えはここでは書かない)
ある落書きに対し、別の人が反論や共感の言葉を返すこともまれにあった。
「インタラクション」「コミュニケーション」もあったわけだ。
ほんの僅かだったが。
当時の世の中でまともな「意見」を世の中に表明しようとすれば、
新聞の投書欄ぐらいしかなかった。
しかも、掲載される確率は低かっただろう。
それから約20年、1999年にスタートした「2ちゃんねる」。
私は当時も今も「2ちゃんねる」は大嫌いだ。
そもそも匿名というのが気に入らない。
匿名掲示板を「便所の落書き」に喩えた人達もいたが、
まだ「便所の落書き」のほうが「作品性」「メッセージ性」はあったように思う。
実名どころか匿名の「署名」もなかったのにも関わらず。
膨大なネット空間と違って、
便所の壁というごく限られた空間にしか書き込めない制約性?
が影響していたのかもしれない。
書き込むには、ある程度の覚悟が必要だったのだろう。
2000年代中盤には、mixi、GREEなどソーシャルメディア。
ハンドルネーム使いなので匿名半分、実名半分といったところか。
今現在は、Facebook が主役となりつつある。
「便所の落書き」(私が知っているのは70年代後半)から、
「匿名掲示板」、そして「ソーシャルメディア」。
情報の発信者も、発信される情報量も数百万、いや数千万倍に増えたということか。
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▼記事へのご意見、Cultural Marketing Lab INOUE. (CMLI) へのお問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
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私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
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あまりにも立派なので驚いた。
公共施設にとどまらず私がよく気にするのは、
トイレが清潔かどうか? ということだ。
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ふと思いついたのだが、
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私が頻繁に図書館を利用していたのは70年代の後半だった。
10代の頃だ。
割と楽しませてもらった記憶がある。
よく眼にした落書きの内容をカテゴライズすると、
はほぼ4種類だったように思う。
(1) 政治ネタ
(2) 下ネタ
(3) 恋愛ネタ・・・(2)とかぶることもあった
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落書きで本音を吐露するといっても、
やはり図書館を利用しているのは「インテリ層」だ。
時代を反映した政治ネタでは、
「ダッカ闘争勝利!」
とか、日本赤軍の心情シンパ(か、はたまた活動家?)が書いたと思われるものも。
下ネタでは、「東海道新幹線は男でしょうか? 女でしょうか?」とか。
(答えはここでは書かない)
ある落書きに対し、別の人が反論や共感の言葉を返すこともまれにあった。
「インタラクション」「コミュニケーション」もあったわけだ。
ほんの僅かだったが。
当時の世の中でまともな「意見」を世の中に表明しようとすれば、
新聞の投書欄ぐらいしかなかった。
しかも、掲載される確率は低かっただろう。
それから約20年、1999年にスタートした「2ちゃんねる」。
私は当時も今も「2ちゃんねる」は大嫌いだ。
そもそも匿名というのが気に入らない。
匿名掲示板を「便所の落書き」に喩えた人達もいたが、
まだ「便所の落書き」のほうが「作品性」「メッセージ性」はあったように思う。
実名どころか匿名の「署名」もなかったのにも関わらず。
膨大なネット空間と違って、
便所の壁というごく限られた空間にしか書き込めない制約性?
が影響していたのかもしれない。
書き込むには、ある程度の覚悟が必要だったのだろう。
2000年代中盤には、mixi、GREEなどソーシャルメディア。
ハンドルネーム使いなので匿名半分、実名半分といったところか。
今現在は、Facebook が主役となりつつある。
「便所の落書き」(私が知っているのは70年代後半)から、
「匿名掲示板」、そして「ソーシャルメディア」。
情報の発信者も、発信される情報量も数百万、いや数千万倍に増えたということか。
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