〜1975年3月(12才)のできごと〜
小学校の卒業式が間近に迫っていたある日のこと
母が町の洋服屋さんで、卒業式に着て行く私の服を
買って来ました
紺のブレザーでした
下着と体操服以外をお下がりの服でやりくりすることに
やりがいを感じていた私でしたが、やはりおニューの服は
嬉しいものでした
しかしここで問題発生です
ブレザーの下に着るYシャツがないのでした
兄や父のものはまだ大きすぎましたから
姉たちのを借りることになりましたが、
ピンクや黄色やフリルやらのシャツではどうも…
その中からこれが1番いいのではないか、と
やたらと襟の大きな赤のオープンシャツが選ばれました
数年後、テレビでは内藤やす子が
似たような服装で「弟よ」を歌っていました