先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

野良猫ジローの話(3)

2020年01月12日 | 日記
昨年末の
しとしと雨が降る寒い夜。

勉強会という名の
集まりから帰ってきた息子が
「ジローが外玄関の
マットの上にいるので
タオルを持って行ってやりたい」
と言いました。

その言葉で
ずっと抑えてきたものが
はずれたように
私は玄関に届いたAmazonの箱を
空けて毛布を敷き
ぬれ縁に置きました。

ジローは朝のごはんまで
その箱に入って待つようになり、
その後すこし大きくて深さのある
藤のカゴの仮設住宅へ
引っ越しました。

さすがに年末になると
寒さも厳しくなり
ホームセンターでペットハウスを
探して購入しました。

リビングで息子達が
組み立ててくれて
中に断熱シートと
段ボールを入れてから
座布団を敷いて毛布を入れました。

仮設でジローが
使ってくれていたものなので
入ってくれればいいけど…。

その夜ドキドキしながら
ぬれ縁に置いて
朝、様子を見てみると
「入ってる!」
思わず息子とハイタッチで
喜びました。

その後息子が
小さなジロー用の
湯たんぽを買ってきたので
朝夕それをハウスに
入れています。

ハウスの中で
とても穏やかで
安心した顔をして眠る
ジローを見ると
自己満足かもしれないけれど
良かったなって思ってしまうのです。

野良猫ジロー
ときどき我が家の外猫に
なりました。

この寒い冬を
ジローは小さな体で
頑張って生きています。



本日もお読みいただき
ありがとうございます。