スイス漆喰外壁で北欧風の家づくり ~天然素材の家づくり記録と新築後の変化~

カルクウォール塗り壁とサイディングの外観 パイン無垢床材と天然素材インテリアで薪ストーブライフ

樹脂サッシかアルミサッシかの悩み

2016-05-22 | すまい・インテリア

家を建てるときに意外と早く決めなくてはならないのが、窓です。

窓は、コストや断熱性に関わる部分なので、かなりシビアに決めなければなりません。

予算との絡みで悩んだのが、樹脂サッシでした。ただでさえ、窓の多い家、予算に直結します(笑)

最近のハウスメーカーは樹脂サッシが標準の所も増えて、結露防止の効果を訴求していますが、

建てた工務店さんいわく、九州の気候だったらほとんど関係ないということでした。

しかし、マンションに住んでいた際には、やはり結露がありました。

一戸建てくらいの広さだとあんまり関係ないのか、確かにこの家で結露とは無縁です。

やはり、住んでいる場所の気候や土地柄にも依りそうです。海の近くなどは、湿気が多いので気にした方が良いかもしれません。

しかし、私の住む場所はそんな心配がないので、「デザインで決めたら良いですよ」と工務店さんはおっしゃる。

そうはいっても予算があるし、どこまで樹脂サッシに変えられるのかを教えて頂きました。

窓は全てパイン無垢材のケーシングをしていますのでデザイン上の統一感は欲しいので、全窓を樹脂にしたいのですが・・・。

リビング、和室など木目が似合う場所は、樹脂サッシにしました。

たとえば、リビングのボーウィンドウは、樹脂にしました。一番のアクセントで、目が行くからです。

となると、LDKは全て樹脂サッシとなります。

また、窓装飾の面からも樹脂サッシの方が良さそうです。ウッドブラインドの掃き出し窓は、樹脂が似合います。

外からみると、色のアルミサッシですが、部屋側からは木目調の樹脂となります。

また、すだれのある和室も樹脂サッシにしました。

でも、窓を開けると網戸は色サッシなので、あくまで閉めた時のデザインとなります。

それ以外は、通常の複層ガラスのアルミサッシです。たとえば、夜しか居ない寝室。

アルミサッシではありますが、ケーシングが天然木枠なので、心配したほど違和感なくこれはこれで、ヨシとしました。

ちなみに結露は全くありません。冬に触るとちょっと冷たいかなと思うくらいで、九州の冬の寒さは知れています。

格子窓窓の場合は、格子枠も樹脂になります。

ちょっと分かりにくいですが、樹脂の格子窓 ↓

アルミサッシの格子枠 ↓

ここは玄関ですが、窓は一つしかなく、シェードカーテンで覆っているので、アルミサッシでも良いと判断しました。

樹脂サッシの色にも依りますが、東洋サッシ(現リクシル)の色は、薄めの色なので、昼間で複数の窓がある面以外は、樹脂サッシかどうかはあまり気になりません。

意外と盲点なのが、「特殊金属膜(高断熱Low-E膜)」ガラスサッシです。ガラスが無色ではなく、ちょっと青っぽい色になります。(現在は分かりませんが、3年前は青色しかありませんでした)

工務店さん、いわく「景色を楽しみたい窓には、お勧めしない」と言うのです。このガラス、省エネ住宅には必須ですが、「省エネ住宅が良い住宅かというと、そうとは限らないですよ」と工務店さん。

見学で見せたもらった際に、確かにちょっと青く、暗めに見えます。遮熱性能を優先しなくて良い場所がらや、家の向きなら、省エネ住宅にこだわらなくても良さそうです。