目の前が真っ暗ならよくあるだろうが、あの日のやつがれは目の前が真っ白になった…。
大事にならない筈だった…
が、何故かとんでもなく大事になった…
放置されたまま戻るかを様子見られんのが当たり前だった所為で普通の人ならば大事になるのを失念していた…
今迄、如何に普通じゃない環境に居たのだろうか…
否、慣れは恐ろしい。
まぁ、重症化して死に掛けたのは肺炎をやった際のみだが…。
肺炎をやった所為で片脚を突っ込んでるかそうじゃないかが分かる様になってしまった。
これも悪癖。
それが無ければ見誤らずに大失態をせずに済んだだろう…。
無理に無理を重ねてるのが分かって居て自己暗示を掛け凌ぐやり方も悪癖…。
多少の無理なら兎も角、もう限界を明らかに振り切ってるのを分かっていてコレをやるのは相当なリスクを負う。
分かっていてやってこの様…
何とも情けない…
でも……この悪癖と云う名の自業自得に対して心配して助けてくれる人が居た……。
こんなのを助けるくらいの器量を持つ人々に出逢った…
こんなのを気に掛けてくれる人々に出逢えたのは大きい…
けれど、もし、あの5年が無ければ今は無いのだろう…
やつがれに仕事と云うものを教え解いてくれたのは他でもない。
オーナーのおっさんだ。
再スタートを密かに切り、出逢った縁に支えられ乍、この悪癖がいつしか悪癖では無くて武器になる様な日が来ればいい…
振り切ってる状態が限界か?
そう思えるくらいの身体と体力が欲しい…
相も変わらず、心と身体はちぐはぐでまるで連携しちゃくれないけれど。
それでも進むしかない。
止まればそれこそ終わりだから…
……しかし、どんな顔で保護してくれた2人に面合わせりゃ良いのやら……_:(´ཀ`」 ∠):