医療法人 スマイルアート 神谷歯科

こんにちは!歯を削るのが嫌いな歯医者さんです。一生使う歯を一緒に守っていきましょう。

ストレスと病気

2016-05-17 09:25:07 | 日記
おはようございます
昨晩は埼玉県北部を震源とし、茨城県で最大震度5弱を記録した
地震がありました。
先月の熊本県地震に続き、大きな揺れが続いています。
今もなお余震が続いている九州地方や余震に注意が必要な関東地方の皆さま
十分にお気をつけ下さい。

さて、以前の続きストレスのお話です。
どんなストレスの原因があるのか、大きなストレスより小さくても
継続的なストレスの方が身体には負担となるというお話でしたね。
今日はストレスによる身体の反応やどんな仕組みで病気を発症するのかについてです。

まず簡単に言うと、ストレスによって自律神経系や内分泌系に異常が起こり
その結果心臓・血管・胃腸・呼吸器・・・等といった身体の様々な器官に異変が起こり
その程度が大きくなれば病気を発症することにつながっていきます。
つまり、その人の体の一番弱い部分に病気を発症させると思ってください。

人間の身体を健康に維持する生体恒常性(ホメオスターシス)は
「ホルモン」「自律神経」「免疫システム」が綿密に関連しあって維持されているため
ストレスによってどれかが乱れると問題を生じます。
病気を発症する仕組みを細かく話すと非常に難しいので簡単な説明になりますが
ストレスを受けることによって「大脳新皮質(思考・言語機能をつかさどる)」に混乱が生じると
「視床下部(内分泌系・自律神経系柄をつかさどる)」に指令が正確に伝達されなくなります。
その結果内分泌系・自律神経系のコントロールが乱れ人それぞれの一番弱い部分に
ダメージが発生しやすくなります。
ストレスがすぐに病気につながるのではありません。

ストレスが身体にもたらす影響は少しでもわかっていただけたでしょうか?
ですがよく申し上げる通り、ストレスフリーな生活を送るのはまず不可能です。
ならどうするか?そこが大切ですよね。
最終回はそんなお話をしたいと思います