医療法人 スマイルアート 神谷歯科

こんにちは!歯を削るのが嫌いな歯医者さんです。一生使う歯を一緒に守っていきましょう。

脳の栄養②

2016-06-09 09:14:43 | 日記
おはようございます
当院で行っている栄養解析(血液検査)を、健康診断のために
私をはじめスタッフ全員行っています。
年に1度行う事で毎年のデータを比較して健康状態を把握できるため
非常に役立っています。
採血は専門の看護師さんがしてくれますので、皆さんご安心くださいね(笑)
ご希望の方はいつでもお声かけください!

さて、今日の脳の栄養は「DHA(ドコサヘキサエン酸)」です。
前回に比べると聞きなじみのある栄養素ですね。
一体何者かと言うと、背の青い魚の油、特にその眼窩脂肪酸組織に多量に含まれている
不飽和脂肪酸で、学習能力に深く関与している物質と言われ
健脳効果が大きい事が判明しています。
神経伝達に関しては、前回お話した「フォスファチジルセリン」との相性が
最も良い脂肪酸で、脳にある不飽和脂肪酸は圧倒的にDHAが多いことがわかっています。
残念なことに脳内のDHAは加齢によって減少することが判明しています。
また、認知症患者は魚の摂取量が少ないことも証明されたとのことです。

脳の機能向上に関するDHAの関与がさらに注目されているのは
イギリス脳栄養科学研究所の
「日本人の子供が欧米人の子供と比較して知能が高いのは、日本人が魚を多食する食習慣に
起因しているのではなかろうか」というレポートが発表されてからだそうです。

DHAは健脳効果だけではなく他にも主な作用があります。
〇循環器疾患の予防効果(抗血栓作用・抗動脈硬化作用)
〇視覚機能向上効果
〇抗炎症作用
〇抗アレルギー作用
〇抗腫瘍作用

食の欧米化が進む日本ですが、普段の食生活に
積極的に魚も取り入れたいですね!