本当に残念で悲しいことです
福岡の音楽文化のきっかけと言っても間違いないお店『COMBO』
たくさんのレコードとどっしりとしたスピーカー
そして低めのテーブルと椅子と珈琲
そんなじっくりとしっかりと噛み締めるような音楽の響く場所が今夜42年の幕を閉じ閉店します
姉妹店のNew Comboがjazzを志す者の憧れのライブハウスとして存在しています
そんな“博多のJazz創め”的な存在
わたしが初めてCOMBOの扉を開けたのはもう10年以上前
昨夜それ以来に訪れたきっかけがまさか“閉店”ということになるとは
大降りの雨の中 深夜でしたが扉の向こうから聞こえるjazzと会話と笑い声
閉店を惜しむお客さんで店内は満席でした
わたしはひとりでカウンターの端に座り
初めてここに来た日のことを思い出していました
その頃はまだ通称“親不孝通り”もかなりの賑わいで 丁度DISCOからCLUBへの過渡期
週末は若者で溢れ歩きにくいくらいでした
場所はその通りと並行して流れる天神のメインストリート“渡辺通り”へ繋がる路地のひとつに面しています
当時は地元のミュージシャンの活動のメッカでもあり
そのミュージシャン自身が開いたお店もあって夜な夜な演奏が聴こえる
そんな場所でした
街の開発でひとの流れは少しずつ移り変わって
今では時代の影を感じる景色も見られて寂しさを感じたりもしていましたが
わたしはまだ19か20
ジャズという言葉しか知らない
今もまだその海で泳いでいる最中ですが
その頃 先輩に連れて来て頂いて並ぶレコードに何とも言えない‘幸せ感’を感じたのを覚えています
そしてとても眩い‘ときめき’も感じました
今となっては日本全国知らないひとはいないこの方の活動のきっかけであった場所であり
錚々たるミュージシャンの方々の拠所であったと聞いています
その灯火が消えてしまうことに何とも言葉にならない寂しさに襲われています
New Comboにもある先代の笑顔の写真
昨夜のComboのカウンターでも穏やかに微笑んでいました
先代が亡くなった後 追悼で行われたライブイベント
福岡を代表するミュージシャンに加え 山下洋輔さん 伊藤君子さん 辛島文雄さん 飛び入りで村上ポンタ秀一さん
信じられないくらい沢山のミュージシャンの演奏に寄せられたコメントの数々
あれからもう10年くらいの時間が過ぎています
聞えてきた声に
「このお店がオープンした頃来た以来 しかも偶然に今夜訪れた」
とありました
寂しい気持ちと引き寄せあう気持ちといとおしい気持ちと懐かしい気持ちとこの場所を忘れたくない気持ちと
そんな切なさがたくさん渦巻いていました
本当に何とも言えない気持ちです
ざらざら と心と音楽と触れ合う音が消えていくことが悲しくて仕方ありません
福岡の音楽文化のきっかけと言っても間違いないお店『COMBO』
たくさんのレコードとどっしりとしたスピーカー
そして低めのテーブルと椅子と珈琲
そんなじっくりとしっかりと噛み締めるような音楽の響く場所が今夜42年の幕を閉じ閉店します
姉妹店のNew Comboがjazzを志す者の憧れのライブハウスとして存在しています
そんな“博多のJazz創め”的な存在
わたしが初めてCOMBOの扉を開けたのはもう10年以上前
昨夜それ以来に訪れたきっかけがまさか“閉店”ということになるとは
大降りの雨の中 深夜でしたが扉の向こうから聞こえるjazzと会話と笑い声
閉店を惜しむお客さんで店内は満席でした
わたしはひとりでカウンターの端に座り
初めてここに来た日のことを思い出していました
その頃はまだ通称“親不孝通り”もかなりの賑わいで 丁度DISCOからCLUBへの過渡期
週末は若者で溢れ歩きにくいくらいでした
場所はその通りと並行して流れる天神のメインストリート“渡辺通り”へ繋がる路地のひとつに面しています
当時は地元のミュージシャンの活動のメッカでもあり
そのミュージシャン自身が開いたお店もあって夜な夜な演奏が聴こえる
そんな場所でした
街の開発でひとの流れは少しずつ移り変わって
今では時代の影を感じる景色も見られて寂しさを感じたりもしていましたが
わたしはまだ19か20
ジャズという言葉しか知らない
今もまだその海で泳いでいる最中ですが
その頃 先輩に連れて来て頂いて並ぶレコードに何とも言えない‘幸せ感’を感じたのを覚えています
そしてとても眩い‘ときめき’も感じました
今となっては日本全国知らないひとはいないこの方の活動のきっかけであった場所であり
錚々たるミュージシャンの方々の拠所であったと聞いています
その灯火が消えてしまうことに何とも言葉にならない寂しさに襲われています
New Comboにもある先代の笑顔の写真
昨夜のComboのカウンターでも穏やかに微笑んでいました
先代が亡くなった後 追悼で行われたライブイベント
福岡を代表するミュージシャンに加え 山下洋輔さん 伊藤君子さん 辛島文雄さん 飛び入りで村上ポンタ秀一さん
信じられないくらい沢山のミュージシャンの演奏に寄せられたコメントの数々
あれからもう10年くらいの時間が過ぎています
聞えてきた声に
「このお店がオープンした頃来た以来 しかも偶然に今夜訪れた」
とありました
寂しい気持ちと引き寄せあう気持ちといとおしい気持ちと懐かしい気持ちとこの場所を忘れたくない気持ちと
そんな切なさがたくさん渦巻いていました
本当に何とも言えない気持ちです
ざらざら と心と音楽と触れ合う音が消えていくことが悲しくて仕方ありません