鼻から猫の毛

札幌から東京にやって来たババア一人、猫一匹

捕獲

2021-02-20 08:55:46 | 
おはようございます。

今朝、洗濯をして外に干していたら
部屋の中から見ていたカムイ師匠が
そーっとベランダに出てきました。
チラチラ見ながら洗濯干し。
しれ~っと歩いてパトロールしていたと思ったら
人の横を通り過ぎる時、だんだん加速して
お隣さんのベランダへ行こうとしました。
はーい、ダメ~、と言って制止。
「ちぇー」みたいな感じでスゴスゴ引き下がって
その後、踵を返してまたお隣さんへ。
ちょうどタオルをかけていた所でしたので
止めるのが遅れました。
シュシュシュと室外機の裏に入って、いざお隣りへ!
というところで

おい。

と声をかけると、ビクーッ!として
人の顔をソ~っと見上げて固まった猫。
まさに「首ねっこ」を捕まえて抱っこ。
イヤイヤしてましたが、捕獲です。
気が付くのが数秒遅れたら、こうなる。
あたいが気をつけんとなと反省した次第です。

昨日、母と電話で話をして
「こっちは吹雪が酷かった。
 今日は雪が解けてきたけど、これがまた明日には凍る。
 おっかなくて、買い物にも行けない」と
ぼやいておりました。
そんな母、先日父と
いつものスーパーに買い物に行った時に
慣れた場所なのに、ふ・・・っと、
「ここ、どこ?」となったらしいです。
慌てて父に電話し、
父が「目印になるものはあるか?そこ動くなよ」と
言って迎えに来てくれたと話をしてました。
母もショックでしょうが、
父のショックは相当大きいだろうなと。
何故なら今年のお正月に、
父の兄が認知症の果てに亡くなっているから。
まさに、他人事ではなくなったと思ったと思います。
二人で家に帰る時、二人とも黙ってたけれど
パン屋さんに寄ってもらって
母がパンを食べ始めたら、
「もう大丈夫だな」と父が笑ったといっていて
母がいつも通りと確信するまで、言葉を発することすら
怖かったんだろうなと思って聞いていました。
それにしても、いざという時、頼りになる男だな。

そんな父が、二階から降りてきたとのことで
電話を代わってくれました。
「東京はどうですかー」
お陰様で、つつがないですよー。
この部屋は追い焚き機能がついてるから
お風呂が快適でーす。
「風呂かー。東京の風呂っつったら、あれだろ」

BATH.

いや、どこの風呂もそうでしょうよ。
後ろから母が言う
「お父さん、ユニットバスって言うんだよ!」
微笑ましい、夫婦の会話だなあ。
「お前、仕事は何やってるんだ。
 みんなに聞かれるんだよな。どこの部署よ。
 あるだろう、総務とか経理とか」
お父さん、みんなに話してるのかい。
(そのくらい、田舎では東京に行くことはオオゴトなんです)
説明をしてみましたが、耳が遠いのと
マニアックな仕事でもあるので、いまいちピンと
来ていないようでした。
ごめんよ、父。あたいの説明が下手で・・・。
電話を切る時に母が代わって出て、
「何十年先になるか判らないけど、遊びに来てね」
と言われたときは
そんな先まで帰らんわけねーし!と
思わず突込みました。
「帰ってくるときは、お葬式だったりして」と
ブラックなジョークを飛ばしてくる母を
激しめに突っ込んで、電話を切ったのでした。
まあ元気で良かったです。

さて土曜日。
今週末は花粉が飛散するらしいですよ。
油断めさるな。
ちゅーこって

良い1日をお過ごしください。