こんばんわ。

今日は午後から雪が降りましたね。
結構な降りだったようで
飛行機も欠航が出まくったそうですよ。
午前中からダラダラしてたあたいは
ベッドで本でも読もうかねーと移動したら
カムイ師匠も後からついてきて
一緒に寝ておりました。


一緒の空間にいる時は、さほどくっついて来ないですが
隣の部屋に行ったり
トイレに行くと、途端に寂しくなるようです。
さてテレビで恐妻家のかたの話をやってましてね。
それはそれで幸せなんでしょうけれども
なんか可哀想だなあ・・・と思いまして。
可哀想、というワードで思い出した事がありました。
若い頃、ある日友人があたいの家に来て、宣言したのです。
「可哀想、という言葉は傲慢だと思う。
そこには自分が、一段上の目線から
モノを言っていることに本人が気付いていない事が多く
また良い感情だと思いあがっているから
恥ずかしげもなく人に見せびらかしたりする。
あたしはそういう人間になりたくない!
一生懸命生きている人間に可哀想なんて存在しない。
世の中には、可哀想だなんてシチュエーションもない。
”可哀想”は人や周りを下に見た言葉だ!」
なるほど、とあたいも聞いていましたよ。
じゃあ、これからは可哀想ということは言わないと。
「云わない!」
ふうん。
そういえばさ、と彼女に話しました。
つい先日ね、1階が駐車場のビルに立ち入る事があってさ。
そのビルに入るには、駐車場を抜けていくのが近道なんだけど
危ないだろうから、近くにいた若い警備員さんに
ここを通ってもいいですかー?って聞いたの。
そしたら、いいですよーって言うから通ったらね。
奥から年配の警備員が飛び出して来て
「おい待てお前!誰の許しを得てここを通ってる!
危ないだろうが!」って言って来たの。
で、ビックリして振り返ったら
「駐車場を通ったらダメなことも判らんのか。
お前みたいな若いのがいるから、事故が減らないんだ。
なんだその生意気な目は。
親の顔が見たいもんだな!」って言って来てね。
今、親関係あんのかよって話をしたわけ。
そしたら「口答えしやがった、
お前の親は躾も出来ねえ人間だ」って
言い出してね。
じじい、こっちは許可を得たから通ってんだよ。
と言ったら
「嘘つき」呼ばわりしてきてね。
で、誰がそんなこといったって、
証拠見せろって言って来て。
その隣で若い警備員さんが
消え入るような声で
「自分です・・・」
って言ったの。
「はあ?」って、じじいが言った後に
「こいつの言うことは間違いだ!
こいつは入ってまだ日が浅いんだ!」と言い出してね。
そりゃもーこっちは相手の目を見ながら
知った事か!
って怒鳴ったよねえ。
そしたら、その爺さん警備員とあたいの間で
右往左往しながら、若い警備員さんが
「ごめんなさい、ごめんなさい!」って謝ってたんだ。
これ、どう思う?
彼女はあたいを眺めながらポツリと言いました。
「可哀想」
あったね!可哀想!と笑う彼女に
あたいも、やっぱコレ可哀想だよね!
気のせいとか思い上がりじゃないよね!と
笑ったんだわね。
でも確かに、今あたいが思ってる”可哀想”は
その友人の言う「傲慢」から来ていた感情だなあと
憐れみの感情の危うさと
簡単に可哀相と思う自分に
思わず苦笑したのでした。

今日は午後から雪が降りましたね。
結構な降りだったようで
飛行機も欠航が出まくったそうですよ。
午前中からダラダラしてたあたいは
ベッドで本でも読もうかねーと移動したら
カムイ師匠も後からついてきて
一緒に寝ておりました。


一緒の空間にいる時は、さほどくっついて来ないですが
隣の部屋に行ったり
トイレに行くと、途端に寂しくなるようです。
さてテレビで恐妻家のかたの話をやってましてね。
それはそれで幸せなんでしょうけれども
なんか可哀想だなあ・・・と思いまして。
可哀想、というワードで思い出した事がありました。
若い頃、ある日友人があたいの家に来て、宣言したのです。
「可哀想、という言葉は傲慢だと思う。
そこには自分が、一段上の目線から
モノを言っていることに本人が気付いていない事が多く
また良い感情だと思いあがっているから
恥ずかしげもなく人に見せびらかしたりする。
あたしはそういう人間になりたくない!
一生懸命生きている人間に可哀想なんて存在しない。
世の中には、可哀想だなんてシチュエーションもない。
”可哀想”は人や周りを下に見た言葉だ!」
なるほど、とあたいも聞いていましたよ。
じゃあ、これからは可哀想ということは言わないと。
「云わない!」
ふうん。
そういえばさ、と彼女に話しました。
つい先日ね、1階が駐車場のビルに立ち入る事があってさ。
そのビルに入るには、駐車場を抜けていくのが近道なんだけど
危ないだろうから、近くにいた若い警備員さんに
ここを通ってもいいですかー?って聞いたの。
そしたら、いいですよーって言うから通ったらね。
奥から年配の警備員が飛び出して来て
「おい待てお前!誰の許しを得てここを通ってる!
危ないだろうが!」って言って来たの。
で、ビックリして振り返ったら
「駐車場を通ったらダメなことも判らんのか。
お前みたいな若いのがいるから、事故が減らないんだ。
なんだその生意気な目は。
親の顔が見たいもんだな!」って言って来てね。
今、親関係あんのかよって話をしたわけ。
そしたら「口答えしやがった、
お前の親は躾も出来ねえ人間だ」って
言い出してね。
じじい、こっちは許可を得たから通ってんだよ。
と言ったら
「嘘つき」呼ばわりしてきてね。
で、誰がそんなこといったって、
証拠見せろって言って来て。
その隣で若い警備員さんが
消え入るような声で
「自分です・・・」
って言ったの。
「はあ?」って、じじいが言った後に
「こいつの言うことは間違いだ!
こいつは入ってまだ日が浅いんだ!」と言い出してね。
そりゃもーこっちは相手の目を見ながら
知った事か!
って怒鳴ったよねえ。
そしたら、その爺さん警備員とあたいの間で
右往左往しながら、若い警備員さんが
「ごめんなさい、ごめんなさい!」って謝ってたんだ。
これ、どう思う?
彼女はあたいを眺めながらポツリと言いました。
「可哀想」
あったね!可哀想!と笑う彼女に
あたいも、やっぱコレ可哀想だよね!
気のせいとか思い上がりじゃないよね!と
笑ったんだわね。
でも確かに、今あたいが思ってる”可哀想”は
その友人の言う「傲慢」から来ていた感情だなあと
憐れみの感情の危うさと
簡単に可哀相と思う自分に
思わず苦笑したのでした。