個人旅行

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太宰治に会いたい2

2016-02-19 06:16:32 | 日記

東京・杉並区・荻窪にある「碧雲荘」が解体をまぬかれ、湯布院に移築
されることが決まったという。

まずはめでたい。

あれは、太宰治も住んだという古い下宿で、昔は私も近所に住んでいたから
おなじみだった。

特別ないわれがなかったら、とっくに解体されていただろう。

いい場所だもの。

マンション用地としてならすぐ買い手がつくのでは。

それはともかく、考えてみると私は太宰とは縁が深い。

時期こそ違え同じ天沼3丁目(当時は1丁目)に住んでいたから、
師匠の井伏鱒二(本名は満寿二)のオジサンは良く知っている。

彼は道路を隔てた清水1丁目の住民だった。

近所の病院の待合室や、道路上ですれ違うことも。

著書「荻窪風土記」はなめるように読んだ。

しかも太宰が「入水」した玉川上水はウチの叔父が亡くなった場所の近所。

これはあまり関係ないか。

それなのに、私は彼の作品を読んだ記憶がない。

教科書に出てくる「走れ~  」は常識として知っているくらい。

あ、ひとつあった。

「斜陽館の人々」。

ネットで1万円で売れたっけ。

無関係とは言わないが、彼の作品ではないわな。

たまには墓参りでもいくか。

桜桃忌にあわせて。

 



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