正月にテレビでやっていた「格付け」番組に触発され、私の友人が仲間を集めて
ワインの飲み比べをやったという。
A バイラオーラ テンプラニーリョ&シラー(近くのコンビニで500円で買った)
B 銘柄は書かないが、札幌中心部のデパ地下で50000円で購入した高級ワイン
これを完全ブラインド(印はつけたが、どちらが高いかは私の友人しかわからない)
状態で、3人に飲ませた。
高い方はどちらかと聞くと、3人とも A と答えた。
B が高い方という結果を知らせると、皆ショックを受けたという。
自分の舌がどうこうという以前に、うまいまずいが値段と無関係であるという現実。
あえて比較すれば、A はバランスがとれていて飲みやすい。でも高級感があるか
といえば、原産国スペインで、有名産地でもなければ、人気の品種でもない。
庶民的なありふれた銘柄。
これに対しBは、ブルゴーニュのよりすぐりの品種と産地で、誰が見ても高級感
が伝わる。ただし酸味が比較的強く、ワイン通でないと良さがわからないかも。
どう考えるか。
以前にワインメーカーの社長の講演を聞いたが、
「皆さん高いワインがうまいワインと思っていませんか。値段は人気で決まるので
味とは関係ないのです。産地の人気、銘柄の人気、生産年、保存状態など。
だからウチのワインの3000~5000円クラスを試してみてください。
味は保証しますから」
といっていた。
結局、自分の舌を磨いて、自分に合うワインを自分で探すしかないということだろう。
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