「札幌すすきのラーメン館」が大幅にリニューアルするという。
今月中に旧来の数店が撤退し、新たに道内外からおっとり刀で新規の店がやってくる。
私は以前からこうなることを予見していた。
ここの立地はもともとストリップ劇場(札幌コマ?)だったところで、それを大改造し
小分けにして飲食テナントを入れたというスタイル。
オープン少し過ぎて行ったが、そこそこお客が入っていたものの、中には閑古鳥を大量に
飼育している店も。
その日は関西系の〇〇〇〇に入店したのだが、最初の一口で「これは無理」と断定した。
札幌のラーメン屋の主要顧客は、①観光 ②地元 と大別できる。
①は札幌らしいラーメンを食べに来ているのだから、わざわざ関西系の淡白なラーメン
にははなもひっかけないだろう。
一方②は、濃厚な札幌風に舌が慣れ切っているので、九州ラーメンはともかく、
薄口の関西風など「なにこれ?」という感じ。
それでも猛烈にレベルが高いというなら、たまには毛色の変わったのを、という物好きが
若干はいる可能性があるものの、その〇〇〇〇は話にならないレベルだった。
とうてい激戦地すすきので太刀打ちできるわけもない。
予想通り、今月で閉店。
どこにも言えることだが、集客力のある立地でも、やはり向き不向きはある。
もうちょっと事前の調査とか、マーケティングでがんばってもらわないと。
次のテナントにはそのあたりしっかりやってもらいたい。
何の努力もせず、死屍累々となるのはあまりにもしのびないから。
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