先日テレビのクイズ番組を見ていて驚いた。
葉加瀬太郎が時々ヴァイオリンを演奏して、その曲にちなむ問題を出すという趣向。
なにせクイズ王決定戦と銘打っているだけに、宮崎美子とか、やくみつるとか、
すごいメンバーがずらり。
で、この曲が弾かれた。
ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」の第二楽章。
彼のピアノ曲の中でも認知度・人気は1~2を争う、と私が勝手に思っている曲だ。
さあ、何が出題されるかと身構えたら、「曲名」は? ときたからガックリ。
易しすぎるだろう、このメンバーに失礼だよ、と思った私がバカだった。
早押しではない。
上位者から順に答えるシステム。
なんと1位から5位まで、全員が間違ったのだ。
最終的に解答権のない一人が答えて終わったのだが、一般の認識はこの程度だったのか。
私は高校生の時代、50年前からこの曲にハマッている。
昔は知っている女の子に頼んで、わざわざ弾いてもらったこともあったっけ。
バイエルやツェルニーならともかく、ソナチネ程度まできていれば、おそらく全員が知っている?
そんな曲だ。
初めて買ったこの曲のLPはベートーヴェン三大ソナタ(ギーゼキング)だったような。
それがこの程度の認知度だったと知って非常にショックを受けた。
私が世間からズレてしまったのかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます