土湯温泉の「福うさぎ」に行きたい

福島県は温泉の宝庫である。
しかし年中泊りに行ってたら財布はともかく身が持たない。
日帰りが限界。
というわけで、今日は相馬市の松川浦からバスを乗り継いで、
福島市の土湯温泉まで足を延ばした。
途中からは雪景色。
終点の土湯温泉まで乗車したのは私一人。
にわかに不安になる。
幸い観光協会は開いていた。
まだ朝10時。
「ここから近く、歩いて行けて、すぐはいれる、設備の良い、新しい温泉旅館はどこでしょう」
という虫のよい質問に
「二軒あります」
そのうちの一軒「福うさぎ」に行くことにした。
見た目は新しい。
買収してリニューアルしたのだとか。
いきなり靴を脱がされる。
純和風で全館畳敷きなのだ。
２階の大浴場に直行。
それほど広いわけではないが、浴槽はバラエティに富んでいる。
しかも温度がみな違う。
すべて源泉かけ流しという贅沢なことをやっている。
湯量が多く、源泉の温度が高いからできるのだ。
露天こそないが、窓は広く開放的なつくり。
高台で、川の対岸の温泉街がよく見える。
なにより清潔感がすばらしい。
私が作家ならここにカンヅメにされたいね。
原稿がはかどりそう。
昼食にサイコロステーキ（1350円）を食べた。
松川浦の「栄荘」のパンフがおいてある。
なんと同じ会社だったのだ。
30室しかないので、ツアー客ゼロ。
口コミだけの集客。
西日本の皆さん。
こういう旅館にとまりましょうね。
福島の良さがわかりますよ。
内容からいってけして高くないので。（2015.2.18記）