先月の英国国民投票は相場に大波乱を巻き起こし、今も収束していない。
ウハウハ言っているのは、ポンドの下落やゴールドの高騰に張った投資家だけ?
大ニュースの陰で目立たないが、ドイツ銀行はかなりヤバイことになっている。
IMFの銀行危険度ランキングでワースト3にランクイン。
かの有名なソロス・ファンドは同行株のカラ売りで100億円稼いだとか。
おまけにFRBは、同行の米国子会社のストレステストで不合格のダメ出しを。
まさかのまさかだが、本当に倒れたらリーマン級のショックで、各国株式市場は
倒壊するかも。
それもこれも、マイナス金利下で銀行経営が危機に瀕しているからだ。
もういいかげん、銀行悪玉論から脱却すべき。
緊急事態に備え、とりあえず日本の銀行株価の維持策を考えたい。
最善策は規制緩和で、事業会社株式保有の5%ルールを撤廃すること。
この政策はもともと銀行の産業界支配を防止するためのものだ。
強すぎる銀行は日本の不利益という思想だが、弱すぎる銀行はもっと不幸。
無用なハンデは取り去るべき。
そうすれば、余剰資金は株式に回るだろう。
日銀にブタ積みする必要はなくなる。
田中角栄ならそれくらい思い切った対策を取ったことだろう。
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