平成26年5月1日18:00に仕事が終わって、20分後には
タクシーに飛び乗り、バス、列車と乗り継いで仙台に着いたのが21:20。
まずは腹ごしらえと、駅ビル内の「みちのく」へ。
生ビールと「揚げ出し」で一息ついたところで、メニューに変わったものが。
ふきのとうの天婦羅?
怖いもの見たさで食べてみた。
あのホロ苦さは舌に残る。
好きな方はどうぞ。
今晩は国分町のカプセルと決めていたが、一応ダメモトでみどりの窓口に。
時計はちょうど22:00。
「冗談で聞いてるんですが、今晩の北斗星札幌行きは?」
「ありますよ」
「ええっ、マジで」
「ただし喫煙だけ、それでよければ」
信じられないことが起こってしまった。
ゴールデンウィークの真っ最中。
それも途中駅から、乗車1時間前に席が取れるなんて。
これは想像だが、乗客の話では発車時に満席の旨の車内放送が流れたので、
①途中駅から乗車予定の団体が乗り遅れたか、
②それともドタキャンしたか
これくらいしか考えつかない。
なにせ乗車時間が23:30。
これじゃ食堂車も閉まってるわな。
すぐ寝るしかなかろう。
翌朝6時前にロビーカーに行ってみると、はや数人の姿が。
木古内あたりは新幹線の工事があらかた完成してる模様。
みな津軽海峡の景色が珍しいらしく、あちこちでケイタイのシャッター音が。
6:30定刻に食堂車になだれこんだ。
場所は函館のちょっと前。
上磯と五稜郭の間くらい?
どっち向きに座るか迷ったが、函館発車後に合わせた。
結果的に早まったようだ。
停車中に「洋食」を食べ終わってしまったので。
いつも同じメニューだが、不思議とあきがこない。
最後に「和食」の方を食べたのはもう10年も前か。
ロビーカーに戻ると10数人の待機組が。
これも1時間ほどではけて静かになった。
残っているのは40代のイヤホン男。
と、電話が鳴った。
「あ、お前か、ちょうどよかった。今から言うところに荷物送って」
どうやら家族らしい。
「福島県二本松市上川崎字〇〇127番地〇〇寮」
え、私が1年前にいたとこだ。
でも知らない顔だね。
まったく世間は狭い。
札幌では麻雀しかしなかった。
なんのための帰省?
でもいいの、4連勝したから。
5月3日の午後、またみどりの窓口に。
4日か5日の北斗星を取るためだ。
ところが
「今日はガラガラですが、4日5日は残りわずか」
なら今日のに乗りましょ。
混んでる北斗星は「アズマシクナイ」からね。
帰りのロビーカーは家族連ればかりで、鉄ちゃんなし。
話題はおのずと「寝台特急北斗星」の今後へ。
「昨日の新聞でも、廃止反対の地元の意向に対し、前向きな回答はありませんでした」
「やっぱりなくなっちゃうの? 困るなあ」
バアちゃんの意見だ。
「飛行機は嫌いだし、乗り継ぎで荷物持って階段登ったり降りたりしたらそれだけでクタクタ、
今のままが楽でいいんだけどね」
私も同感、「廃止反対」と声を大にして言いたい。
パブタイムは節約モードでパスタに決定。
混んできたので早々に退散した。
福島に帰るのに仙台着は朝4時台か。
朝食が食べたいな、えい宇都宮まで行っちまえ。
戻ればいいだけよ。
8時ごろロビーカーに行くと、朝食待ちの二人連れに無情な宣告。
「すみません、食材が品切れになりました」
そんなのあり?(2014.5.5記)
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